当院の同時接種に対する考え方

予防接種の副作用のことを考え当院では2種同時は行ってきましたが3種同時は行ってませんでした。

三種混合ワクチン、インフルエンザ菌b 型(ヒブ)ワクチン、結合型肺炎球菌ワクチンの3つだけ考えても1歳までに3回打ちます。これが9回来院か6回か3回か。。。家族の負担がなるだけ減れば。。と考えワクチン3種同時を行います。

同時接種では注射の位置を2.5センチ以上空けます。また、三種混合はしこりができやすいので打つ場合は片側のみ(残りの1種または2種のワクチンを別側に)に打ちます。

日本小児科学会
日本国内においては、2 種類以上の予防接種を同時に同一の接種対象者に対して行う同時接種は、医師が特に必要と認めた場合に行うことができるとされている。一方で、諸外国においては、同時接種は一般的に行われている医療行為である。特に乳児期においては、三種混合ワクチン、インフルエンザ菌b 型(ヒブ)ワクチン、結合型肺炎球菌ワクチンなどの重要なワクチン接種が複数回必要である。これらのワクチン接種がようやく可能となった現在、日本の子どもたちをこれらのワクチンで予防できる病気(VPD: Vaccine Preventable Diseases)から確実に守るためには、必要なワクチンを適切な時期に適切な回数接種することが重要である。そのためには、日本国内において、同時接種をより一般的な医療行為として行っていく必要がある。

以上より、日本小児科学会は、ワクチンの同時接種は、日本の子どもたちをワクチンで予防できる病気から守るために必要な医療行為であると考える。

http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_1101182.pdf

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