ゆびさし

健診では指差しをするかどうか1歳健診で聞くことが多いです。しゃべる前準備とお話しをします。10から11ヶ月は興味の指差し、10から14か月は欲求の指差し、ここまでは1方向ですが12から18か月は叙述の指差し、自分が気になったものを相手に知らせ相手に見ることを求める共感の指差し、18か月応答の指差し、相手からの質問に答える指差し。指差しにもこのように分類されます。

共同注意 「シェアできている」と感じていることです。ほかの人が何かを見ていてそのことに対して興味をもつ。これを二項関係といいます。他者の視線や振り向き、指差しに反応して他者の注目しているものを察知し共有するという風に発展していきます。それはやがて三項関係と発展してきます。自分の興味の対象を他者に伝え他者の関心をひきつけ他者と興味の対象を共有するということです。たとえばクマのぬいぐるみを子供が指さして母を見ます。母は「かわいい」と笑います。子供はそのような母を見て満足するということです。

指差しをすることで言葉の準備だけでなく他者とのかかわりの準備と発達していきます。子供のひとさし指に親が指を添える、手を上から覆って人差し指だけにしてみるかなど練習していきます。