インフルエンザ検査で思うこと

すこしインフルエンザのピークは過ぎたかな?と思いますがこの1.2月の時期は「発熱」→「インフルエンザ検査」と反射的に動くのですがいつも思うことがあります。(半分愚痴ですが。。)

1.検査するタイミング・・・発熱をしてすぐ検査をしても陽性に出ないことがあります、発熱して6-8時間(機械によってはもっと短縮できますが)後に検査するのがBESTとされています。これは体の中でウィルスが増殖しないと検査ができないためです。検査は鼻汁でもできるのですが一番鋭敏なのは鼻の奥での検査なのです。これが痛い!。発熱のごく初期に来ても、陰性と出ても本当に陰性かどうかはわからないのです。よって「明日来てね」ということになるのですが。。。当院ではこうしたリスクを話しています。また、早期に抗インフルエンザ薬を飲んだほうが効果はあり、早期に診断したほうがよいのですがこの検査とのタイミングが微妙になります。周囲の流行状態や本人の臨床症状(だるい、咳など)が大事になってくると思います。

2.不顕性感染・・・・よく学校、保育園で発熱をして「すぐ検査してもらって」といわれ来院される方がいます。検査はしますが。。上記のことが大事になります。中には「咳をして心配」「周りで流行っているから」という発熱のない人、もしくは微熱の人で検査を希望される方がいます。検査をすると陽性が出ることがあります。これは「不顕性感染」といって感染はしているけど臨床症状を示していない状態です。集団ではこういう方を診断すれば感染予防となるのでしょうが。。。きりがない感じがありますし、おそらくは本人は薬を飲む必要があるのかな?とも思ってしまします。インフルエンザといっても恐れる必要はないのですが。。(感冒ですし、薬を飲んでもウィルス増殖を抑える→有熱期間が1.2日短くなるくらい)

しかし、インフルエンザは合併症がこわいので意識状態、咳の状態、有熱機関が長いなど不安があれば再来院が必要ですので注意してくださいね。以上この時期になると思うことでした。

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