9月2012

四種混合ワクチン(DPT-IPV)11月から

4種混合ワクチン(テトラピック(田辺三菱製薬・阪大微研)、クアトロバック(アステラス製薬・化血研))が11月から流通されます。以前にも書いていますがセービン株を使ったワクチンです。最近7月生まれの方でこのワクチンをやるために接種を待ちたいという話を外来で聞きました。

このワクチンは8月生まれの方(11月で3カ月になる赤ちゃん)が対象となります。7月生まれの方はできないわけではないのですが三種混合やHib,肺炎球菌の2回目が遅れてしまうリスクがあります。特に百日咳などはまだ見られる病気であり2,3カ月の赤ちゃんで罹患すると無呼吸などのリスクもあります。気をつけてください。

病児保育室ピッピへの道 第4回

昨日とある病児保育室(クリニック併設)に見学に行ってきました。 アーリーアメリカンな建物でハロウィンの飾りも可愛く素敵なところでした。お部屋が4つあり、自分の所より規模は大きいですがいろいろ勉強になりました。やはり保育園をひとつ作るくらいのパワーが必要です。やることもわかってきました。市の担当の方ともいろいろ詰めていきたいと思います。

病児保育の保母さんも募集を開始します。いい人が来ていただけるといいのですが。。。興味があれば連絡してピッピ。

順調にいけば10月リフォーム、11月開始ですが、、いろいろまだまだやること多いですね~ 

RSウィルスとマイコプラズマの流行について

8月後半くらいから当院でもRSウィルスが1週間で数人くらい見られていました。最近は保育園で流行がよく聞かれています。埼玉県ではRSウィルス流行中です。

RSウィルスは咳や鼻水を引き起こすウィルスです。乳幼児には肺炎や細気管支炎など呼吸障害を引き起こすことがあり注意が必要な感染症です。お兄ちゃんやお姉ちゃんがかぜをひいてそのあとに赤ちゃんがゼイゼイを引き起こすパターンが多く注意が必要です。簡易検査で診断ができます。このウィルスに対する治療薬はなく対症療法となります。冬に通常流行する感染症です。夏に流行するのは珍しいですね。(沖縄は夏に出ることがあると聞いたことがありましたが。。。)

マイコプラズマも昨年から流行してます。年長児にかかることが多い、これも咳を主体とした感染症です。肺炎になることもあり注意が必要です。マクロライド抗生剤など使用できる抗生剤が限られています。耐性菌が話題になっています。 採血を行い抗体価を測定することで診断します。(できれば2回採血を行いペア血清で診断する)

 

いずれの場合も呼吸状態を観察することが大事となります。症状が続くなどあれば相談してください。

卵白アレルギー(プロバビリティカーブ)

最近木曜日の休診日に食物負荷試験の見学に行くことがあります。

卵白、小麦、ミルクなど 卵白はパウダーをかぼちゃパウダーと混ぜてペーストにして負荷をしていました。かぼちゃと混ぜるとこれが結構おいしくなる(卵の味が隠れる)いろいろ工夫されています。(小麦はうどんミルクはスキムミルクを使うようです)以前このプログにも書いたのですが、目標を決めて一口から初めて15分ごとに増やします(1/64,1/32,1/16,1/8,1/4,1/2)

卵白アレルギーは乳児期に発症した場合は耐性を獲得することが多いとされてますが、耐性の獲得には個人差があることあることや、3歳までの食物除去解除率は卵白31%(大豆78% 小麦63% 牛乳60%)と低値であるというデータがあります。

特異的IgEが高くなる=食物負荷試験で陽性になるという構図が卵白・牛乳には当てはまります。(小麦・大豆では当てはまりません)負荷試験で95%が陽性になる特異的IgEの数値が卵白 1才未満 13.0 1才 23.0 2才以上 30.0 牛乳 1才未満 5.8 1才 38.6 2才以上 57.3  年齢が小さいほうが低い抗体価で症状がでます。

 

プロバビリティカーブを活用して、 食物経口負荷試験のリスクを評価する ことができます。

http://www.erca.go.jp/yobou/images/uploads/kanjazensoku/ap027.pdf

当院では乳児期に発症した卵白アレルギーは(イムノファスト(簡易検査))で診断を付け、その後は半年ごとの検査、もしくは1~2歳で少しづつ食べることを勧めていました。しかし重症(湿疹がひどい、アナフィラキシー症状があるetc)は耐性獲得までは採血をして特異的gEを出して十分に経過をみる必要があります。負荷試験も当院で可能ですが様々なリスクがあります。入院して((他院で)行ったほうがいい場合もありますので相談してください。

インフルエンザ予防接種

毎日暑い日が続きます。「えっインフルエンザって・・」書いてる自分もビックリですが・・ もうこの季節がやってまいりました 10/9より接種開始  9/18 より予約受付開始となる予定です。 (値段はおそらく昨年と同じ大人4500円 子供 3500円の予定です) 6カ月以上3歳未満 0.25mlx2回(2~4週あけて) 3歳以上13歳未満 0.5mlx2回(2~4週あけて) 13歳以上 0.5ml 1回 もしくは2回(1~4週あけて) だいたい3,4週あけてうつのを推奨します。 6カ月から1歳の子は親兄弟が予防して家にインフルエンザを持ち込まないようにすれば接種を控えてもいいかもしれませんが、希望の方は接種します。妊婦さんにも接種いたします。同時接種も可能です。 抗体は数カ月は効果がありますので早めの接種をお勧めいたします。

また10月11月の月・金の15時から16時をインフルエンザ予防接種専用時間とさせていただきます。一般診療も受け付けますが少しお待ちになるかもしれません。

不活化ポリオワクチン接種開始

2012.9.1より不活化ポリオワクチンの接種を開始しました。混乱なく無事ワクチンも届き接種を行っています。

当面は2週に1回の発注なので在庫の都合上早めに予約をお願いいたします。

埼玉県の乗り入れが発表されました。埼玉県の方は、皆野町を除く地域の方は公費で当院でうつことができます。

また11月より4種混合が導入される予定です。

最近ポリオワクチンの間隔についての問い合わせの電話が多いです。当院では輸入して不活化ポリオワクチン接種を行ってましたが、日本の接種間隔とは異なります。

輸入ワクチンの間隔はCDC(アメリカ疾病予防管理センター)に基づいています。(http://www.cdc.gov/features/poliofacts/

  • 2 months
  • 4 months
  • and 6 through 18 months
  • A booster dose should be given at age 4 through 6 years

と書かれています。ただしここは日本なので3種混合と同じ接種間隔が推奨されたやり方となります。

CDCのガイドラインに基づくやり方か日本のやり方かを選択することになります。

また、当面の間(3年程度)に限り、8週以上の間隔をおいて接種しても定期接種とみなされますので、3,4回目の接種間隔がかなり開いている方も定期接種として接種できます。ただしこの間隔が開いても公費というのがいつまで認められるのか。。2,3年後に4回目をうつ際は注意が必要です。