よく聞かれる病気なので再掲します
マイコプラズマ感染は細菌とウィルスの間に位置するMycoplasma pneumoniaeが引き起こします。初期は発熱、乾いた咳など風邪の症状が見られます。時間の経過とともに咳はしつこい湿った咳となり長い間続くようになります。咳がひどいわりに聴診しても肺の雑音が入らないことがあります。5歳ごろから学童にピークがあり成人もかかります。RSと違い乳児期では重症化はしないとされています。診断は採血で行いますが結果が出るまで時間がかかるため投薬して様子を見ることがあります。マクロライド系、テトラサイクリン系などの抗生物質を用います。テトラサイクリン系抗生物質は歯の黄染を起こすことがあり乳児には長期投与はしません。自然治癒することもありますが学童では肺炎など起こすことがあるためマイコプラズマを疑った場合抗生剤を投与します。細菌の肺炎とはレントゲン像が異なるため昔は異型肺炎と呼ばれていました。肺炎があり呼吸状態が悪ければ入院する病気です。
2024年9月9日 11:19 AM | 小児科 | コメント
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現在しばしばみられています 過去の記事を一部変更して再掲します
いわゆるりんご病です。ほほや手の外側にレース様紅班(正常な皮膚と紅斑が入り組んでいる・網目状)が特徴です。バルボウィルスB19が原因です。
風邪の症状が出た後に(小さい子は症状が出ないこともあります)紅斑が出るのですがその時期にはほとんど感染力がないので、隔離など二次感染予防の必要はありません。大人でかかると倦怠感・関節痛が強く出る場合があります。
先天性溶血性疾患を持つ場合に骨髄無形性発作(aplastic crisis)が起こることがあります。
胎児に感染すると胎児水種を起こすことがあります。胎児水種とは赤ちゃんが非常にむくみが強くなることで、重症例の場合胸やおなかに水がたまり心臓に負担がかかり命の危険もある病気です。 風邪の症状のあるウイルス排泄期には特徴的な症状を示さないので、妊婦などは、流行時期に感冒様症状の者に近づくことを避け、万一感染した場合には、胎児の状態を注意深く観察する必要があります。欧米では妊婦に感染は約0.25-1%に成立すると考えられており、その中で2-10%が胎児水腫となるとされています。
先日も何人か所見のある方が来院されました。流行すると厄介な疾患です。ワクチン開発が望まれます。
10:41 AM | 小児科 | コメント
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10/11よりインフルエンザのワクチンの接種を開始する予定です。
インターネットの予約は9/17より始めます。(電話予約は9/25となります)http://www.shujii.com/hoshiclinic/i
お子さんの分と一緒にご家族の方も予約することができます。ネット予約は大人だけの予約はできないので注意してください(小さい子がいるなど理由があれば可です)フルミストはネット予約できません。
インフルエンザ予防接種専用時間
(対象は小児・小児の家族・6カ月以下の児を連れている方になります)
(10/11から12/14まで)
月曜15時から16時の間
金曜15時から16時の間
土曜13時30分から14時30分の間
※専用時間以外の時間帯でも接種は可能です (診察の合間に注射いたします)
インターネットの枠と電話・窓口の枠を別々に用意しています。
そのため同じ日・時間帯でもインターネットで予約が取れなくても電話予約で取れる場合もあります。(その逆もあります)
値段はおとな5000円こども4000円になります。こどもは1回分の値段です。だいたい3,4週あけての接種を推奨します。
6カ月以上3歳未満 0.25mlx2回
3歳以上13歳未満 0.5mlx2回
13歳以上 0.5ml 1回 もしくは2回
中学生まではこども値段 高校生からはおとな値段になります。
13歳以上で受験など理由で希望があれば2回接種を行います。
よく質問があるのが1歳以下の接種についてです。家族みんなが接種して家の中にインフルエンザを持ち込まないという考えもあります。流行時には人混みなども最小限にします。
保育園など入られているならば接種を勧めています。
6ヶ月から接種は安全にできますので希望される場合は予約を入れて下さい。妊婦さんも接種することができます。
2024年8月23日 4:13 PM | ワクチン | コメント
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比企地区こども夜間救急センター 9/5 当院院長当番です。
https://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/soshiki/34/2652.html
受診を希望する場合は、必ず事前に電話(0493-22-2822)、「比企地区こども夜間救急相談」として連絡してください 。20時から22時までいます。
2024年8月22日 4:25 PM | 院長 | コメント
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前回 デュピクセント について書きましたがここ数年いろいろなお薬が出ています。
新薬ラッシュの背景には病態理解の進展があり、新薬のほとんどは2型炎症反応(主にTh2細胞による炎症)を抑える作用を持っています。Th2細胞は、インターロイキン-4(IL-4)やIL-13、IL-31といったTh2サイトカインを産生するヘルパーT細胞の一種。アトピー性皮膚炎の病変部位にはTh2サイトカインを産生する細胞が多く集まり、過剰な炎症を引き起こします。
飲み薬もあり使い分ける必要があります ただし症状改善あれば患者さんその家族の笑顔を見ることができます。他施設に紹介もできますので気軽にお声ください。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/23891/
11:40 AM | 未分類 | コメント
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アトピー性皮膚炎は「炎症」「かゆみ」「バリア機能低下」の3つの要素が関係しあい、悪循環を形成します。どれか1つだけではなく、3つすべてに着目し、良い状態を長く維持することが大切です。
デュピクセント®は「IL-4」と「IL-13」という物質のはたらきを直接おさえることで、「炎症」「かゆみ」「バリア機能低下」のすべてに対する効果が期待できます。
デュピクセント® は生物学的製剤という抗体を利用した治療薬 です。皮下注射のお薬になります 劇的な症状の改善が期待できます 生後6か月蔵使うことができますがこれまでの皮膚スキンケア、保湿、ステロイド塗布で症状改善できない重症の方が対応となります
希望の方 説明を受けたい方は声をかけてください
2024年8月21日 4:00 PM | アレルギー | コメント
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新しいインフルエンザワクチンである フルミストは生ワクチンで、2歳から19歳未満の方が対象です。鼻腔内にスプレーする痛くないワクチンです。
噴霧量は合計で0.2ミリリットルで、右と左の鼻の穴にそれぞれ0.1ミリリットルずつスプレーします。このワクチンには、症状が起こらない程度に弱くしたインフルエンザウイルスが含まれており、鼻に入れることで免疫が作られます。
新しいといっても2003年にアメリカで認可されたワクチンです。そのワクチンが今年から日本で認可されます。
5歳未満で喘息の治療を行っている人、または、1年以内に喘息の発作があった人。 心疾患、肺疾患、肝疾患、糖尿病などの代謝性疾患、血液疾患、神経系疾患、免疫機能低下などの慢性疾患を持っている人は接種できません。
どうしても注射が怖くてできなかった方、注射後に腫れてしまうためうてなかった方は朗報だと思います
値段は未定ですが従来のワクチンと大きくは変わらないと思います。しかし入荷数がまったくわからず 完全予約制 いつもの予約システムでは予約できません また詳細あればお知らせします。
そのほかはこのページが詳しいですhttps://pedsallergy.theletter.jp/posts/feade480-d41e-11ee-afc9-9f73d09f2e35
2024年8月20日 3:44 PM | ワクチン | コメント
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東松山を中心に比企地区に産前産後ケアを行う貴重な施設です 訪問ですがおっぱいケアなど女性、こども、またおじいちゃんおばあちゃんなど包括できる子育てには必要な施設です 応援したいです
https://www.leaohana8.com/
2024年6月29日 2:55 PM | ピッピの日記 | コメント
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HPVワクチンの接種を逃した方のための接種(キャッチアップ接種)が来年の3月で終わります
平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性の中に、通常のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方がいらっしゃいます。
まだ接種を受けていない方に、あらためて、HPVワクチンの接種の機会をご提供しています。
当院でも摂取できます。希望される方は是非とも連絡してください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html
2024年6月26日 9:47 AM | ワクチン - 内科 - 小児科 | コメント
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比企地区こども夜間救急センター 6/20 当院院長当番です。
https://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/soshiki/34/2652.html
受診を希望する場合は、必ず事前に電話(0493-22-2822)、「比企地区こども夜間救急相談」として連絡してください 。20時から22時までいます。
2024年6月20日 11:53 AM | 小児科 | コメント
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