麻疹の症状とワクチン

◎麻疹ウイルスの潜伏期間:10~12日。

咳・鼻水、38度以上の熱が数日続き、一時下がります(発熱期)。

再び39~40度の高熱が出て、口腔内に白い斑が見られ、発疹が出ます。

3~4日高熱が続いた後、解熱。発疹は色素沈着を残しながら消失していきます。

中耳炎や肺炎、脳炎など重篤な合併症を起こすことがあるといわれています。熱が出る病気は多く、いわゆる風邪とよばれるものや、インフルエンザ・コロナなどもあり、残念ながら発熱期に麻疹と診断することは難しいところです。麻疹薬などもないので、予防にはワクチンしかありません。

◎麻疹ワクチンの接種回数

接種なしの可能性がある:昭和47年9月30日より前に生まれた人

1回接種の可能性がある:昭和47年10月1日~平成2年4月1日生まれの人

1回接種で特例措置対象:平成2年4月2日~平成12年4月1日生まれ(中1、高3などで接種機会があった世代)

2回接種:平成12年4月2日以降に生まれた人

接種しているかどうかは母子手帳での確認となります。現在は麻疹ワクチンが不足しているため、すぐにご希望に添えません。接種しているかわからない方、抗体があるのか不安な方などはまず抗体検査をお勧めします。  (看護師主任)

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