今年もお世話になりました。

我が家では、風邪が猛威を振るっておりまして、家族にインフルエンザが出たかと思いきやつづいて5歳の娘が27日の夜中の2時から噴水のごとくの嘔吐が始まりました。物凄い雄叫びとともに始まった嘔吐に、私達両親はたたき起こされ、2時から吐物の処理や布団の洗濯に追われたわけです。普段、患者さんに二次感染予防について話しているのに、とっさには、マスクも手袋もなく必至に吐物と格闘したわけですが、ここは冷静に。まずは、吐物にティッシュなどで蓋をして、汚れた子供を綺麗にしてあげて、次に手袋、マスクをしてゆっくりと汚物の処理。諦めたらあっというまに家庭内感染です。落ち着いて、落ち着いて。。。院長も、夜中に布団を綺麗に洗ってくれました(笑)。我が家は無事第二の感染者は防げたようです。

よく、お母さんから聞く産後風邪をひきやすくて、私 年でしょうか? それは、違いますよ。子供が小さいうちは風邪をもらいやすいものです。お母さん、お父さん この冬も一緒に 頑張りましょうね。さよなら素敵なクリスマス。そしてハッピイニューイヤー☆IMG_4535

年末年始の予定

年内は12/28まで診察しています.(12/28は10時から15時まで いつも通りです)

1/1は在宅当番医です。9時から17時まで診察を行っております。

1/4より診察を開始いたします。(10時から15時まで いつも通りです)

原則12/28と1/1と1/4はワクチン接種を行いません。よろしくお願いします。

胃腸炎が多く見られます。その他鼻風邪、水痘など。インフルエンザもAとBが散発しています。寒い日が続きます。体調管理など気をつけてください。

みなさま良いお年を!

水痘が定期接種に

水痘やおたふく、B型肝炎などワクチンが定期接種化を目指でしてますが、そのなかで水痘ワクチンが定期接種になると報道されました。噂では来年6月ということですが。。(秋からのようですね)まあ一種類でも定期接種化するというのは喜ばしいことなのでしょうか
また、接種を待つことは勧められませんが2回目の接種は待ってもいいかもしれないと思います。(水痘は1回でも80-90%抗体がつくとのデータがあります)
他のワクチンも早く定期接種化すればいいなと思います。

http://bit.ly/1fWFZBI

ノロウィルスが流行しているようです

ノロウィルスが流行しているようです。前回も書いたのですが大事なのは「ノロに感染している」ということではなく「現在水分がとれているか」「脱水になってないか」ということです。ノロか強力な伝搬力を持つためたちどころに流行していきます。嘔吐したら1.2時間絶飲絶食にします。その後少しづつOS-1や市販のあかちゃん用のミネラルウオーターやみそ汁の上澄み、すりおろしリンゴなどをあげていきます。(5分ごとに一口づつというイメージ。はかせないのがコツです)経過を見て、消化によさそうな野菜スープ、おかゆ、煮込みうどんなど与え、はやめにふだんの食事にもどしていきます。

脱水の評価は•おしっこの量が減る。•泣いているのに涙が出ない。•唇が乾いている。手のひらがカサカサしている。•顔色が悪く、ぐったりとしている。•爪の色が悪い。•(おなかの)皮膚に張りがない。•眼の周りがくぼんでいる。大泉門がくぼんでいる。•体重が減っている。•元気がない(傾眠)。もしくは興奮している。こういう症状が出ている場合は上記のような経口補水療法を行います。どうしても水分が取れなければ点滴をおこないます。

http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/12/12/08.html

嘔吐物や便などにも多くのウィルスがいます。予防は1.手で直接さわらない(使い捨て手袋やマスクを使う)2.乾燥させない(ごみ箱などにいれても、開いたときに空気中にまき散らしてしまう。袋にしまう、もしくは次亜塩素酸希釈液につける))3、吐物をまき散らさない。拭くときも伸ばす拭き方はしない。つかみ取る拭き方をする。4.汚物を他のものと一緒に洗濯しない(次亜塩素酸希釈液につけてから。5.2回手洗いする(こまめな手洗い)など。。

次亜塩素酸希釈液:50倍から100倍に薄めた市販の塩素系漂白剤

迅速キット(ノロ)について

迅速キットについて思うことを書きます。10分くらいで診断できる便利なものです。種類によっては疑陰性(陽性なのに陰性に出る)の割合が多い(アデノやマイコ、インフルBなど)のですが、簡単に行うことができるため、外来でも多く使っています。

よく聞かれるのが「学校(幼稚園)で○○が流行しているから検査してきて」というものです。確かに流行を食い止めたい、悪くなる前になおしたいという、学校や幼稚園の思い、親御さんの気持ちもあるでしょうが、問診や診察などで検査をするかどうかを決めるのは医師なのです。(不顕性感染といって熱がなくてもウィルスが検出されることはありますが。。)ただしどうしても不安が強い場合などは検査をすることがあります。しかし検査して陽性がでたとしても。。。もウィルスは1-2週間は排出されるものなのでいつまで休ませるかなど難しいと思います。RSや手足口など1週間休ませる保育園・幼稚園もあるのは事実です。流行を食い止めたいという思いは分かりますが。。ローカルルールですよね。

今回ノロウィルスのキットを初めて入れました。今まで入れなかったのは理由があり、それは「検査してもしょうがない」という思いからです。ウィルスは治療薬がないからです(インフルエンザや水痘・帯状疱疹など除く)RSやロタ、アデノなどは検査するのは見通し(1週間くらい症状が残る)や重症化するおそれがあるから。以上の理由で検査していました。しかし。。ノロは重症化することはあるかもしれませんが。。通常は数日で軽快します。

ノロだから。。というよりは脱水になっていないか、水分がとれないかなど全身状態を見ることが大事になります。キットを入れたからといって今まで通り検査を頻回には行うつもりはありません。しかし、どうしても検査が必要な方(職業上必要な方など)には施行したいとおもっています。

メリクリ☆

朝には霜がおり、寒い季節になってきました。
クリニックには、風邪で苦しむ幼いお子さんがおとずれ
検査や吸入やレントゲンをがんばったり、スタッフ一同
えらいね、胸が痛くなるけど一緒に元気になろうねと、応援しています。院長から毎年恒例のささやかなクリスマスプレゼント。

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よいこのみんなへ。

富士ドライケム IMMUNO AG1導入しました(インフルエンザ早期発見)

富士ドライケム IMMUNO AG1導入しました。昨年までは当院ではインフルエンザ疑いの方は発熱後8時間までは検査をしない(翌日来ていただく)。インフルエンザ早期は体のウィルスの量で検査が偽陰性(つまりインフルエンザでも陰性と出てしまう)可能性がありました。また新型インフルエンザの死亡率も日本は他の国に比べてかなり低く、早期検査早期治療の重要性もわかってきています。

富士ドライケム IMMUNO AG1は早期でも写真技術の応用によりウイルスの検出感度を向上させ、ウイルス量が少ない発症初期の検体でも検出が可能になるとのことです。

いいことと悪いことがあります。1.ぐったりしている方や小さい子などで発熱早期でも診断ができ治療ができる可能性がある。重症化を防ぐことができる。 2.翌日くる手間が省ける。

3.検査に時間がかかる。1回の検査で最長で15分かかるのでこの検査を希望される方が複数いる場合場合30分以上は待つ可能性もある。

現在は1台しか導入してませんので、まずは早期の患者様に限り使用します。希望される方はお待ちになるかもしれません。今日導入したばかり、また詳細はブログに書いていきます。

http://fujifilm.jp/business/healthcare/chemical/immuno/ag_cartridge/index.html

http://www.youtube.com/watch?v=DDGHS-Errj4&feature=player_detailpage

母校にて講演 + 痛風予防教室

IMG_4408 IMG_4414みなさま こんにちは。
11/21埼玉県医師会の依頼をうけ、母校の医学生、研修医をサポートするための会にて45分の講演をしてきました。
お題は「38歳 NOW HAPPY ・ 私の生き方~まだ途中~♪」でした。
いやいや~緊張しました。まあ、こんな先輩もいるよとリラックスして 聞いていただけたかな?と(笑)。終えて、ホッとしております。

この週はハードで、火曜日昼には約1時間半の東松山市主催の痛風予防教室にも講師役でおじゃましました。
内容については、私の外来にても患者さんに、還元していきたいとおもってま~す♪

「あの山を越えれば何かが見える」と、自分に言い聞かせ 歯を食いしばった1週間でした★

食物アレルギー勉強会について

先週は水曜日の夜に医師向けの食物アレルギー勉強会があり、木曜はひさみ幼稚園にて保育士さんを対象に食物アレルギーについて話しました。アレルギーづくしの週でした。保育士さんは「実際どのような症状が出たらエピペンをつかうか?」「エピペンの使い方について」「実際起こった時の対応について、起こった後にどう動けばいいか」「予防は?」「保護者の気持ちについて」などお話しいたしました。保育園の先生方はお遊戯会の打ち合わせの後で大変だったと思いましたが、実際にエピペンをもっている児童がいるとのことでみなさん熱心に話を聞いてくれました。心肺蘇生の話も少ししたかったのですがちょっと時間が足りませんでした。下のサイトは東京都での食物アレルギー緊急時対応マニュアル です。わかりやすくチャート式です。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/07/DATA/20n7o400.pdf

冬になるとかぜの症状が多く院内の勉強会はまだ再開できませんが、地域の学校など需要があれば木曜など行うことは可能です。(予定があればですが)心肺蘇生のことも含め少しでも知識を共有できたら。。と思っております。

インフルエンザA

昨日、当院にて今シーズン初めてインフルエンザAが検出されました。都内でも学級閉鎖の声がチラホラ聞かれますが、まだ流行という感じではなく散発しているようです。インフルエンザA型はだいたい1月中旬くらいから流行が見られますが12月でも散発して見られてきます。小児はワクチンも2回接種となりますので早めに接種しましょうね。また、うがい手洗いを行い予防してくださいね。

http://www.pref.saitama.lg.jp/site/surveillance/srv-flu.html#flu-saitama