小児科

事故予防

乳幼児のおもちゃ誤飲 の記事です。当院でもいつも乳児健診の際にお話ししています。後かたずけをきちんとして整理整頓をすることが予防になりますがなかなか小さいお子様がいると難しいですよね。大体の場合は下から出るのを待ちましょうとお話ししますがボタン電池と大人のお薬は要注意です。

球体のおもちゃ、豆類などは気道誤嚥も注意ですね。

http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20171120/k10011229871000.html

>>飲み込んでしまったものはビー玉やおはじき、食べ物の形をしたおもちゃなどさまざまで、消費者事故調がシミュレーションしたところ、球体に近いものの場合、直径6ミリ程度でも乳幼児の気道などを塞ぐ危険性が高いことがわかったということです。

>>特に事故が多いのは2センチまでの大きさのもので、兄や姉のおもちゃを口に入れてしまうケースも目立っていることから、消費者事故調の宇賀克也委員長は「上の子のおもちゃを下の子の手が届かない場所に置くなど、子どもの口に入る大きさのものの管理には十分に注意してほしい」と話しています。

勉強会

このあいだ地域の先生の集まり 勉強会がありました。
杏雲堂病院の薬剤師の大谷先生のお話です。要点を少しまとめます

・ナウゼリン(ドンペリドン) 錠剤のほうがODや坐薬より最高血中濃度到達時間(Tmax)が早い つまり早く効く アンヒバ(アセトアミノフェン)も同様。室温で保存できるものは溶けにくいものが多いから。
・入浴後の保湿剤塗布で1分後でも1時間後でも保湿効果の差はなかった。
・塗布量より塗布回数のほうが重要(1日2回)
・ワセリンの保湿効果は低い。
・ソフト軟膏に比べローション剤は延びがいい分塗布量が少ない。
・油脂性基材軟膏、水溶性基材軟膏 温度に影響するのは油脂(延びにくくなる)
・軟膏よりクリームのほうが皮膚透過性に優れる。つまり軟膏で効果がなくてもクリームで効果の出る可能性がある

ヒルドイドはニュースでも報道されていますね。。。いい薬なので処方を続けたいです。一か月に1回の処方になりますので注意してくださいね。

鼻専用の噴霧器

ライノウォッシュを導入しました。鼻専用の噴霧器です。
平均20μmの粒子の液体を噴射し鼻腔内を洗い流します。
この季節寒暖差が出てきて乳幼児の鼻閉が多くなります。
このライノウォッシュは鼻吸引に比べ痛みを伴ないです。(院長の使用感です。)ぜひお試ししてください。乳児から大人までできます。

インフルエンザワクチンについて

インフルエンザワクチンの出荷量は昨年の使用量を下回るようです。ということは品薄になるのは確実と思います。12月に流行がきてこれからワクチンを打ちたくてもワクチンはない。。こういう状態になることも予想できます。しかし品薄品薄っていうのは毎年言われていることで今年はどうなのかちょっと予想はつきませんが(何となく昨年より製薬会社の皆さんが厳しく言っているような気がします)。
まずは予約をして早めにワクチンを打つことをお勧めします。予約もだいぶ埋まりつつあります。
ついでにカロナールの細粒も品薄になるようです。冬のシーズン解熱剤は錠剤かシロップ、坐薬の処方となります。解熱剤は風邪薬とは違います。必ず飲まなきゃいけないというわけではないのですが高熱の風邪を控えるシーズンやや心配ですね。

チャイルドシート

警察庁は、去年までの5年間に6歳未満の幼い子どもが事故に遭った時の状況について分析しました。車に乗っていて事故で死亡した6歳未満の幼い子どものうち、7割がチャイルドシートを使用していなかったことが警察庁のまとめでわかりました。
死亡または全治30日以上の大けがを負った子どもの分析も「シートベルトなど何も着けずにそのまま座っていた」が29%だった一方、「親などがだっこしていた」が23%、「大人用のシートベルトを着けていた」も18%にのぼり一見、安全に見える「だっこ」や「大人用のシートベルト」では、事故が起きたときに子どもを十分に守り切れないことが結果から裏付けられました。
http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20170921/k10011150011000.html

チャイルドシートを着用しましょう

またベビーガードの事故も報告されています。気をつけて下さいね

米国では2000~2010年の11年間で、ベッドガードによる幼児の事故が132件報告され、うち13件が死亡事故とのことです。
日本小児科学会では「18か月未満の幼児にはベッドガードを使わないで!」と注意を呼びかけています。
http://www.jpeds.or.jp/modules/injuryalert/index.php?did=89

インフルエンザ予防接種専用時間

10/10から12/16まで,以下の時間はインフルエンザ予防接種専用時間になります (対象は小児・小児の家族・6カ月以下の児を連れている方になります) 接種には予約が必要になります。一般の診察は緊急の場合以外はお控え下さい。

月曜15時から16時の間
金曜15時から16時の間
土曜13時30分から14時30分の間

現在流行している病気

RSウィルスが外来で見られております。この間も肺炎で搬送しました。地域によって流行しているようです。

RSウィルスはいわゆる風邪です。しかし1歳以下のこどもでは細気管支炎(喘息のようにゼイゼイする)を起こすことがあります。全身状態(呼吸や哺乳など)注意する必要があります。シナジスの適応がある方(早産児や心疾患の方)も8月から接種しています。


そのほかいろいろな病気が見られています。手足口はまだ外来でよく見られてます。溶連菌はピークを過ぎた感じがします。アデノもよく見られています。(表のデータは平成29年7月24日~7月30日になります)クリックすると拡大します。

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/srv-week1730.html

スポット ビジョンスクリーナー導入

スポット ビジョンスクリーナーが正式導入されます。6カ月の乳幼児から視力スクリーニングができます。無料ですのでお気軽にお問い合わせください。視力の発達は6歳くらいまでと言われております。早期に異常を発見し、適切な訓練することによって、将来弱視になることを予防することができます。

7月21日より導入されます。無料です。乳児健診の際6か月以上の児に行います。診察時間内でも希望があれば行います。お気軽に声をかけてください。原則として幼児までです。

ただし外来の混雑の状況によりお待ちになるかお断りすることもあります。

http://welchallyn.jp/visionscreener/

スポット ビジョンスクリーナー

スポット ビジョンスクリーナーのデモを行っています。6カ月の乳幼児から視力スクリーニングができます。無料ですのでお気軽にお問い合わせください。視力の発達は6歳くらいまでと言われております早期に異常を発見し、適切な訓練することによって、将来弱視になることを予防することができます。デモは6月30日夕方までです。

http://welchallyn.jp/visionscreener/

なつかぜ アデノウィルス

外来で熱の出る風邪が多くみられます。高熱が急に見られ喉からくるかぜのため咳などの症状が少ないのが特徴です。これらは夏かぜと総称されエンテロ、コクサッキー、アデノなどのウィルスが原因となります。エンテロ、コクサッキーは手足口病の原因となります。アデノウィルスは高熱が続くのが特徴で長ければ5日以上かかります。それぞれのウィルスは喉の所見に特徴があります(手足口病は喉の奥にプツプツした発赤、アデノは赤くベッタリ膿がついている)しかし、今年流行しているものはあまり特徴がないように思います。

アデノウィルスは迅速検査ができますがあまり陽性率は高くないといわれています(7割くらい)。血液検査をすると白血球が正常なのに対しCRPという炎症の反応が上がることもあります。ウィルスなので対処療法となりますがのどの所見がひどく水分が取れない、熱の経過が長く消耗する場合は点滴や入院することもあります。溶連菌や川崎病など鑑別をすることも大事になります。

また結膜炎の症状が強い場合は出席停止となります(咽頭結膜熱と呼ばれます。熱がなく目の症状がひどくなる流行性角結膜炎もあります)前も書いたのですがアデノウィルスの寿命は10日(長いと49日!通常のウィルス8時間~2日くらい)としぶといウィルスなので注意が必要です。うがい手洗いをすることやタオル、洗面器、食器は共有しないことが予防になります。