小児科

健診の時期

健診のこの時期!小学校や幼稚園、保育園と行きます。「あ!知ってる先生だ」「ほしさんだ」など声をかけられます。「開院当初きて赤ちゃんだったあの子がもう一年生か」「あの保育園に行っていた子が小6か。大きくなったな」など思いをはせる貴重な時期です。市の乳児健診にいっても多くの方がうちで予防接種を受けられています。開院してまだ(もう?)8年ですがずいぶんと地域の中に入ってきたと感じられます。初心にもどりいろいろ頑張っていきたいと思います。

 

ヒトメタニューモウィルス

ヒトメタニューモウイルスが原因と思われる風邪が流行っています。これは呼吸器の感染症をひきおこすウィルスの一種です。1~3歳の幼児の間で流行することが多いのですが、大人にも感染します。発熱やゼイゼイした咳が4,5日続くことがありRSウィルスの症状に似ています。小児の呼吸器感染症の5~10%、大人の呼吸器感染症の2~4%は、ヒトメタニューモウイルスが原因だと考えられています。その治療は対症療法となり特別なものがありません。そのためインフルエンザと違い初期から積極的に診断する必要はないと思われます。しかしこの病気を診断することで診断名を確定させることや強い抗生剤を処方しなくて済むメリットもあります。そのためゼイゼイが強かったり発熱が4,5日続く場合は検査を行います。

http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/hmpv/

麻疹

麻疹が埼玉でも報告されています。
あべのハルカスの流行でも知られたようにインフルエンザの10倍感染力があります。免疫がなければ誰もがかかります。

また麻疹は初期症状で診断ができないため(発疹が出るのが遅れて出るため)診断が難しい疾患です。流行も懸念されます。
予防接種を忘れずに受けましょう!年度末なので打ち忘れないようにしましょう
1期 生後12~24ヵ月未満
2期 5~7歳未満で小学校就学前の1年間
(通常、幼稚園・保育所児の最年長児)

第5回かわごえこども心臓教室のおしらせ

院長の恩師が計画しています 5回となりました

心臓は寝ている間も休むことなく、一生動き続けます。いったい心臓はどんな風に働いているのでしょうか?  心臓のピンチ、命の危機は、身の回りでいつでも起こり得ます。大切な人を助けるにはどうしたらよいでしょうか?

  • 日 時: 2019年3月16日(土)14:30~16:30
  • 場 所: 埼玉医科大学総合医療センター 会議室
  • 対 象: 小学4年生~中学3年生
    (同伴を希望される場合は保護者1名まで入場可)
  • 費 用: 無料
  • 定 員: 32名(定員になり次第締切ます)
  • 交 通: JR埼京線「川越駅」、東武東上線「川越駅」、西武新宿線「本川越駅」、
    JR高崎線「上尾駅」の各駅からバス利用 → アクセスのご案内
  • セミナーの内容
    • 講 義
    • 実 習
  1. 人形に胸骨圧迫・人工呼吸をやってみよう
  2. AEDをやってみよう
  3. 心臓立体模型で立体イメージと血液の流れをつかもう
  4. 超音波で心臓の動きを観察しよう

講義と実習を含め、充実した二時間のプログラムです。心臓や命、医学、生命科学などに興味のあるお子様の積極的なご参加をお待ち申し上げます。

※参加申込みは、埼玉医科大学総合医療センターの増谷先生まで、
メール(ped.card.saitama@gmail.com)をお送りください。

スポットビジョンスクリーナー

スポットビジョンスクリーナーを導入して1年半が経ちます。6カ月の乳幼児からできる視力スクリーニング検査です。視力の発達は6歳くらいまでと言われております。早期に異常を発見し、適切な訓練することによって、将来弱視になることを予防することができます。

乱視や近視を診断された方も多く、また10か月健診で異常を見つけて県立医療センターと紹介となり眼鏡をかけるようになった方もいました。通常では見つけることのできないものを見つけることができ両親から感謝の言葉をいただきました。

無料で行うことができます。1秒で終わる検査です。希望の方は声をかけてください。

http://welchallyn.jp/visionscreener/

インフルエンザの流行

昨日は比企の休日当番医でした。1日で80人の来院がありました。大人が7割くらいと思います。発熱を主訴に受診される方が大部分でその多くがインフルエンザAでした。なかには家族に発症がない1歳の子もいました。

熱がなくてもインフルエンザの反応が出た方も2名いました。不顕性の感染です。不顕性の感染でもほかの人にはうつります。どうしても流行してしまいます。風邪をひいたら無理をしないようにしましょう。

発熱早期に他院で検査をして陰性が出て翌日症状が続き来院。検査でインフルエンザが検出された方も数名いました。時間がたってからの検査の重要性がわかります。

これから学校が始まり流行が広がることが懸念されます。うがい手洗いに努めてください。

院長の夜のお仕事

以前も書いていたことがあったのですが。。(面倒なんで書かなくなりました)年末年始になりとりあえず何かお役に立てればと書いておきます

NICUの当直は今年に入りやめました。(といっても月1回でしたが。。。)比企地区の夜間救急(8時から10時)と埼玉医大付属病院(毛呂山)の夜間救急外来(7時から11時)に現在参加しています。こちらも月1回程度です。勤務医は当直をしても翌日は通常業務です。すこしでも勤務している先生の負担をとれればと思い開業してから参加してきました。(休日当番も同じ思いです)

ただし救急外来(夜間)は翌日までのつなぎです。処方も日数を出せません。検査もできないものもあります。また一度連絡してから来院されてください。(比企救急なら東松山医師会病院です)

比企救急 12/28(金) 埼玉医大 11/21 12/5 12/19 (水)(1/9 ) 比企地区休日当番 1/6 (日)となります 比企地区休日当番はほしこどもおとなクリニックで行います。

年末年始は12/29から1/3お休みとなります。

風疹

風疹患者が増えています。今の時点で昨年1年間の5倍を超えています。風疹の症状は発疹(癒合傾向のない細かい発疹)微熱、リンパ節腫大などがあります。

妊娠20週頃までの女性に罹患すると胎児も感染し、生まれてくる子供に難聴、心疾患、白内障などの「先天性風疹症候群」の症状が出ることがありこれが問題となります。
2013年にも流行し45人の先天性風疹症候群の児が出生となりました。

30代後半から50代の男性の5人に1人は風疹の免疫を持っていませんでした。20代から30代前半の男性は10人に1人は風疹の免疫を持っていませんでした。

ワクチンを2回接種すれば99%免疫ができます。受けたことのない方は接種をおすすめしています。


 

RSウィルスが流行

RSウィルスが流行しています。昨年はもう少し早い時期からの流行でした。
都内では先先週くらいから流行が見られそろそろこちらにも来るかなと思っていましたが今週は非常に多くこの地域にも見られています。
RSウィルスはいわゆる風邪です。気管支炎や肺炎の合併症を起こすことがあり、1歳以下のこどもでは細気管支炎(喘息のようにゼイゼイする)を起こすことがあります。全身状態(呼吸や哺乳など)注意する必要があります。

このグラフは8/20から26の埼玉のデーターなのですが都内のデーターでは昨年のグラフと重なるように流行しています。

http://rsvinfo.net/about/news.html

熱中症

よく外来で「うちの子が熱があるのだけど熱中症では。。」など、かぜなのか熱中症なのか迷うことがあります。熱中症とは何なのか?日射病や熱射病との違いは?

 暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称を熱中症と呼びます。(以前は軽症として日射病・最重症例として熱射病と呼んできました。また熱疲労・熱虚脱・熱けいれん・熱湿疹など様々な言葉・分類があり混乱していました)最重症例の熱射病の概念は、1. 40度以上の発熱 2.意識障害 3.発汗の停止・乾燥した皮膚 でした。しかしそのような状態は手遅れになる可能性もあります。そのため熱中症の新分類ができました。

I度 めまい・失神 「たちくらみ」とういう状態で、以前、熱失神と呼ばれていました。筋肉痛・筋肉の硬直(筋肉の「こむら返り」 熱けいれんと呼ばれていました)体温は正常のことが多いです。

Ⅱ度 頭痛・吐き気・嘔吐・下痢・倦怠感・虚脱感・失神・気分の不快・判断力や集中力の低下、いくつかの症状が重なり合って起こります。発熱することがあります。(体がぐったりする、力が入らないなどがあり、従来から“熱疲労”と言われていた状態。)Ⅲ度 意識障害・けいれん・手足の運動障害・おかしな言動や行動・過呼吸・ショック症状などが、Ⅱ度の症状に重なり合って起こります。38度以上です。

Ⅲ度熱中症の診断基準は1. 暑熱への曝露がある 2. 深部体温39℃以上または腋窩体温38℃以上 3. 脳機能・肝腎機能・血液凝固のいずれかひとつでも異常徴候がある の3つを満たすものであり当てはまらなければⅡ度とします。Ⅲ度をきちんと診断することでDICや他臓器不全などしっかり管理することができます。

まあ、外来では不快な症状が強ければ点滴をすることが多いのですが。。。Ⅱ度以上を疑うのであれば採血検査もしっかりとすることが重要なのです。元気があれば熱だけで熱中症の診断は出来ないと思います。水分摂取や休憩など熱中症の予防をしっかりやることが大事になります。

2014年の記事より再掲します。暑い日が続きますが無理をされないようにして安静水分補給を、小さい子がいる家庭もおとなが不快な暑さならクーラーも積極的につけてください、