インフルエンザワクチンの予約について

10/9よりインフルエンザのワクチンの接種を開始する予定です。
インターネットの予約の開始は9/10からになります。よろしくお願いいたします。(電話予約は9/18となります)
お子さんの分と一緒にご家族の方も予約することができます。

インターネットの予約は http://www.shujii.com/hoshiclinic/i/ をご覧ください。インターネットの枠と電話・窓口の枠を別々に用意しています。
そのため同じ日・時間帯でもインターネットで予約が取れなくても電話予約で取れる場合もあります。(その逆もあります)

インフルエンザ予防接種専用時間 (10/15から12/15まで)も用意しています(対象は小児・小児の家族・6カ月以下の児を連れている大人になります。大人単独の予約は出来ません)

月曜15時から16時  金曜15時から16時 土曜13時30分から14時30分

※上記以外の時間帯でも接種は可能です (診察の合間に注射いたします)

値段はおとな5000円こども4000円になります。こどもは1回分の値段です。6カ月以上3歳未満 0.25mlx2回 、3歳以上13歳未満 0.5mlx2回、13歳以上 0.5ml 1回 もしくは2回  だいたい3,4週あけての接種を推奨します。中学生まではこども値段 高校生からはおとな値段になります。

よく質問があるのが1歳以下の接種についてです。家族みんなが接種して家の中にインフルエンザを持ち込まないという考えもあります。流行時には人混みなども最小限にします。保育園など入られているならば接種を勧めています。妊婦さんも接種可能です。

11月18日日曜の午後にも枠を用意しています ご希望の方はお問い合わせください

えっもうインフルエンザと思うかもしれないですが。。。12月に流行することもあるので10月11月接種して12月に備えるのも理想と思います。通常は1月末流行します。年内には打ち終わるようにしましょう。

熱中症

よく外来で「うちの子が熱があるのだけど熱中症では。。」など、かぜなのか熱中症なのか迷うことがあります。熱中症とは何なのか?日射病や熱射病との違いは?

 暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称を熱中症と呼びます。(以前は軽症として日射病・最重症例として熱射病と呼んできました。また熱疲労・熱虚脱・熱けいれん・熱湿疹など様々な言葉・分類があり混乱していました)最重症例の熱射病の概念は、1. 40度以上の発熱 2.意識障害 3.発汗の停止・乾燥した皮膚 でした。しかしそのような状態は手遅れになる可能性もあります。そのため熱中症の新分類ができました。

I度 めまい・失神 「たちくらみ」とういう状態で、以前、熱失神と呼ばれていました。筋肉痛・筋肉の硬直(筋肉の「こむら返り」 熱けいれんと呼ばれていました)体温は正常のことが多いです。

Ⅱ度 頭痛・吐き気・嘔吐・下痢・倦怠感・虚脱感・失神・気分の不快・判断力や集中力の低下、いくつかの症状が重なり合って起こります。発熱することがあります。(体がぐったりする、力が入らないなどがあり、従来から“熱疲労”と言われていた状態。)Ⅲ度 意識障害・けいれん・手足の運動障害・おかしな言動や行動・過呼吸・ショック症状などが、Ⅱ度の症状に重なり合って起こります。38度以上です。

Ⅲ度熱中症の診断基準は1. 暑熱への曝露がある 2. 深部体温39℃以上または腋窩体温38℃以上 3. 脳機能・肝腎機能・血液凝固のいずれかひとつでも異常徴候がある の3つを満たすものであり当てはまらなければⅡ度とします。Ⅲ度をきちんと診断することでDICや他臓器不全などしっかり管理することができます。

まあ、外来では不快な症状が強ければ点滴をすることが多いのですが。。。Ⅱ度以上を疑うのであれば採血検査もしっかりとすることが重要なのです。元気があれば熱だけで熱中症の診断は出来ないと思います。水分摂取や休憩など熱中症の予防をしっかりやることが大事になります。

2014年の記事より再掲します。暑い日が続きますが無理をされないようにして安静水分補給を、小さい子がいる家庭もおとなが不快な暑さならクーラーも積極的につけてください、

リンゴ病 妊婦さん注意

伝染性紅斑が流行しています。いわゆるりんご病です。ほほや手の外側にレース様紅班(正常な皮膚と紅斑が入り組んでいる・網目状)が特徴です。バルボウィルスB19が原因で胎児に感染すると胎児水種を起こすことがあります。胎児水種とは赤ちゃんが非常にむくみが強くなることで、重症例の場合胸やおなかに水がたまり心臓に負担がかかり命の危険もある病気です。風邪の症状が出た後に(小さい子は症状が出ないこともあります)紅斑が出るのですがその時期にはほとんど感染力がないので、隔離など二次感染予防の必要はありません。風邪の症状のあるウイルス排泄期には特徴的な症状を示さないので、妊婦などは、流行時期に感冒様症状の者に近づくことを避け、万一感染した場合には、胎児の状態を注意深く観察する必要があります。欧米では妊婦に感染は約0.25-1%に成立すると考えられており、その中で2-10%が胎児水腫となるとされています。

発疹が出る前に他人に感染します。予防が大変難しい病気です。ワクチン開発が望まれます。

http://sickchild-care.jp/point/7524/

病児保育室ピッピ開放

日差し強く、夏もそろそろ本番でしょうか。

さて、毎月第4土曜日に行っているピッピの開放ですが

次回は7月28日(土)9:00~11:30に行います。

興味のある方もない方も予約は不要ですので

気軽に遊びに来てくださいね★

尚、通常の病児保育はお休みです。

RSウィルス

昨年同様夏にRSウィルス流行の兆しがあります。
RSウィルスは細気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります。はじめてRSウイルスに感染した乳幼児の25~40%に細気管支炎・肺炎の兆候が見られ、0.5~2%の乳幼児が呼吸困難などにより入院しています。
重症化すると喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒューとした呼吸)や、さらに呼吸が速くなり、呼吸困難や無呼吸があらわれたり、入院による治療が必要な場合もあります、
早産児や基礎疾患がありシナジスの適応のある方は7月から注射の予約を受け付けています。(グラフは昨年のものです)下のサイトも詳しいです。

http://rsvinfo.net/

ゆびさし

健診では指差しをするかどうか1歳健診で聞くことが多いです。しゃべる前準備とお話しをします。10から11ヶ月は興味の指差し、10から14か月は欲求の指差し、ここまでは1方向ですが12から18か月は叙述の指差し、自分が気になったものを相手に知らせ相手に見ることを求める共感の指差し、18か月応答の指差し、相手からの質問に答える指差し。指差しにもこのように分類されます。

共同注意 「シェアできている」と感じていることです。ほかの人が何かを見ていてそのことに対して興味をもつ。これを二項関係といいます。他者の視線や振り向き、指差しに反応して他者の注目しているものを察知し共有するという風に発展していきます。それはやがて三項関係と発展してきます。自分の興味の対象を他者に伝え他者の関心をひきつけ他者と興味の対象を共有するということです。たとえばクマのぬいぐるみを子供が指さして母を見ます。母は「かわいい」と笑います。子供はそのような母を見て満足するということです。

指差しをすることで言葉の準備だけでなく他者とのかかわりの準備と発達していきます。子供のひとさし指に親が指を添える、手を上から覆って人差し指だけにしてみるかなど練習していきます。

 

病児保育室ピッピ開放

本日は梅雨の晴れ間で、日差しの強い快晴となりましたね。

梅雨明けまでもう少しでしょうか。

 

さて、毎月第4土曜日に行っている病児保育室の開放ですが、

今月は第5土曜日の6/30(土)9:00~11:30に行います。

当院2階の病児保育室で自由に遊べます♪

予約は不要ですので気軽に遊びに来てくださいね★

尚、通常の病児保育はお休みです。

偏食外来パンフレット

乳児健診をしていてちょっと発達の気になる子など、また発達を心配される親御さんがいらっしゃいます。紹介状をかいても予約が一杯ですぐ受診できなかったりすることもあります。何らかのアドバイスができればと考えています。また、言葉が遅いときゃタッチが遅いときなど「こういうふうにしたらいいんじゃない」お話ししています。そういったことやこの間の講習で学んだことを覚書のように何回か分けてまとめていきます。

離乳食のこと、遊び食べてしまう 子供の食事が進まないなどのお話もよく聞かれます。神奈川県立こども医療センター 偏食外来パンフレットが参考になります、3歳までの児が対象になります。ポジティブな行動に注目して、ネガティブな行動に反応しない 悪循環に陥らないようにするペアレントトレーニングに通じるものですね そのほか食事の時間、食事の空間に着目したり、また具体的なアドバイスなど3段階に分けてパンフレットがあります。

股関節脱臼について

昨日勉強会に行ってきました。「乳幼児健診を中心とする小児科医のための研修会PARTⅢ」いろいろあるのですが赤ちゃんの股関節脱臼について勉強してきました。先天性と名前がつくことがありますが出生時に脱臼している例は少なく後天性の要因で影響を受けることがあります。脱臼を放置すると歩行に影響が及ぶことがあり6か月までに発見することが必要です。足やお尻のしわが左右非対称、股関節が固い、足の長さが違うなど所見があります。

赤ちゃんの脚は、M字の形(カエルの脚のかっこう)に開いているのが自然な状態、おむつや衣服による締め付けや不自然な抱き方などで「脚がまっすぐ伸びた状態」になることが脱臼の要因になります ①向きぐせがある②女児③家族に股関節が悪い人がいる④逆子で生まれた⑤寒い地域や寒い時期に生まれた(厚めの衣服や布団によって脚を伸ばした状態になりがちなため)これらのうち複数個当てはまる場合は注意です。

きついおむつは避けること、抱き方は「コアラ抱っこ」(M字の形に脚を開いた状態で赤ちゃんが親の胸にしがみつく格好)など予防になります。向き癖がある場合は横抱きなどいつもと違う向きにする、寝るとき いつも向く方向を壁側にしてみる 母親の位置を変えるなど 以下のサイトも参考になります。

http://shirumirumamoru.info/sickness/video02.html

病児保育室ピッピ開放のお知らせ

5月とは思えないほどの暑い日が続いてますがいかがお過ごしですか?

さて、毎月第4土曜に行っているピッピの開放ですが、
今月は5月26日(土)9:00~11:30に行います。
当院2階の病児保育室で自由に遊べますよ。
病児保育に興味のある方もない方も大歓迎です☆
予約は不要ですので気軽に遊びに来てくださいね♪

尚、通常の病児保育はお休みです。