化血研のワクチン

化血研(化学及血清療法研究所)について報道がありました。「組織ぐるみ」「利益優先」などと厳しい指摘を連ねたと報道され激しく批判されました。国が認めた承認書通りに製造せず化血研は89年以降、新薬の製造工程で止血効果がなくなるなどの問題が生じたときも、承認書にはない方法で添加物を投入することで安易に問題を解決したとし、その後も工程の省略などを重ねてゆきました。さらに製造部門では、過去の記録も査察で示す必要が生じたため、古く見えるように紫外線を紙に浴びせて変色させたり、筆跡を過去の関係者に似せたりしました。査察に提出するための虚偽の記録は字体を変えたりと念の入れようだった。不正はその後も放置され、昨年に新薬の承認を受ける際にも、添加物を不正に投入することを隠したと報告されています。

ワクチンについては調査中ですが今まで化血研のワクチンだから効果が劣る、副反応が多く出ているというデータはありません。出荷された製品は、ワクチン、血液製剤ともに、厚労省による安全性や品質を調べる国家検定を受けており、現在「安全性に大きな問題はない」とされています。

当院でもB型肝炎ワクチンと一部インフルエンザワクチンとごく一部四種混合ワクチンなどで化血研のワクチンを受けた方がおります。化血研から何らかのコメントがあればまた報告します。

現在のところ化血研のワクチンは当院では接種しない方針でいこうと思っております。今まで接種したワクチンは厚生省が認可しており安全性に問題はないと考えますが化血研が問題のある企業だと思うからです。少なくとも化血研からの信用できるコメントが出るまでは中止しようと考えております。B型肝炎のワクチンが一番影響を受けると思われ心配しています。また新しい状況についてはブログに書いていきます。

赤ちゃんのためにもいろいろなことが早く安定するといいなと思っています。

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