B型肝炎ワクチン
今年こそもっとブログを更新しなくては。。と思ってますが少し遅れてます。これから頑張ります。
インフルエンザは今がピークですね。AとB両方流行ってます。
今回はB型肝炎の話題です。最近接種希望の方が多くなってます。
B型肝炎ウイルスのキャリア(ウイルスを体内に保有した状態)は、日本国内で約100万人と推定されています。そのうち5%が慢性肝疾患になります。
とくに3歳以下の子どもが感染すると、キャリアになりやすいとされています。。
慢性肝炎になると長期にわたる治療を要し、最悪の場合、肝硬変や肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こします。
成人でも安心できません。近年、日本ではあまり見られなかったジェノタイプA(北米、欧州、中央アフリカに多く分布する)のB型肝炎ウイルス感染が広がりつつあります。ジェノタイプAのB型肝炎ウイルスに感染した場合、その10%前後が持続感染状態(キャリア化)に陥るからです。性行為・性的接触で感染することが多いといわれてます。
以上のことよりB型肝炎の予防接種はやはり必要と思います。
10年前の論文ですが台湾でも予防接種がB型肝炎ウイルス感染の抑制には著効を示したという報告があります。http://www.saitama-med.ac.jp/jsms/vol29/02/125_134.html
B型肝炎ワクチンの接種量は、10歳未満0.25 mL、10歳以上0.5 mL 皮下注射です。
間隔は4週間隔で2回、その後20~24週経ってから1回の合計3回接種です。