1月2017

インフルエンザ流行

インフルエンザが流行りそうですね 外来でも多くなってきました。

検査するタイミング・・・発熱をしてすぐ検査をしても陽性に出ないことがあります。学校、保育園で発熱をして「すぐ検査してもらって」といわれても時間がたたないと正しい検査はできません。発熱して8-12時間後に検査するのがBESTとされています。(機械によってはもっと短縮できますが)これは体の中でウィルスが増殖しないと陽性にでないからです。周囲の流行状態や本人の臨床症状(だるい、咳など)が大事になってくると思います。また翌日解熱しても昼頃から再び熱がみられたりします。また発熱して48時間以上たつと抗インフルエンザ薬は効果が少なくなることも注意してください。

インフルエンザの不顕性感染・・・・「咳をして心配」「周りで流行っているから」という発熱のない人、もしくは微熱の人で検査を希望される方がいます。検査をすると陽性が出ることがあります。これは「不顕性感染」といって感染はしているけど強い臨床症状を示していない状態です。集団ではこういう方を診断すれば感染予防となるのでしょうね。インフルエンザといっても感冒ですし、薬を飲んでもウィルス増殖を抑える→有熱期間が1.2日短くなるくらいですので症状の軽い方は慌てる必要はありません。しかし、インフルエンザは合併症がこわいので意識状態、咳の状態、有熱期間が長いなど不安があれば再来院が必要ですので注意してください。

インフルエンザ流行の兆し

新学期が始まりインフルエンザが流行していくことが予想されます。発熱後数時間開けないと検査ができないことや熱の変動が見られることがあること、発熱し48時間以上たつと抗インフルエンザ薬の効果が薄くなることなど注意してください。家族でインフルエンザにかかっている方がいれば受付に一言言っていただくとありがたいです。

発熱直後に夜間慌てて救急外来に行っても検査できないです。(兄弟家族でインフルエンザにかかっている方がいて本人も高熱が出ている場合など検査せず投薬される場合もありますが医院によります)

40度の発熱が夜間あり翌日は37度に下がった。また夕方39度に上がったなど熱の変動があります。

またけいれん、水分取れない、ぐったりが強いなど全身状態が悪ければ数時間待たないで受診が必要になります。

今年もよろしくです

2017年の最初の外来でした。おめでとうございます。

ほしこどもおとなクリニック起動します。

常に新しいこと、患者さんの幸せを考えるクリニックにしたいと思っています。今年もよろしくお願いいたします。