川崎病

昨日川崎病の勉強会に出ました。川崎病とは全身の血管炎からなる病気で自分が病棟医のときも数多く診察し開業してからも診断してきました。新しい知見として診断基準の「5日以上続く発熱」→「発熱」と5日待たなくても症状がそろえば診断できるようになったことです。早期に治療をして後遺症が残らなくすることが大事になります。

またRAISE STUDYという冠動脈病変を残さない治療法についての講演でした。川崎病は免疫グロブリンという薬で治療しますが不応例という薬の効かない方がいます。それに対し初期からステロイドという薬と併用するやり方です。http://raise.umin.jp/

川崎病は日本人の名前がついている数少ない病気です。院長も大学勤務医時代に川崎先生が大学に来てお話を聞いたこともありました。その病気を外国に負けず日本人がSTUDYしているのが素晴らしいと思いました。