RSウイルス

コロナ以外にも多くの風邪が流行っています。それを鑑別するのが大事と考えてます。夏かぜ、胃腸炎、ヒトメタニューモウイルス、またRSウイルスです。

RSウイルスはいわゆるぜいぜいするかぜなのですが6か月以下の子では呼吸状態が悪くなり酸素の取り込みができなくなり入院することもあります。胸の動きがペコペコしている、呼吸が早い。哺乳ができない、眠れないなど症状注意してください。2,3歳でも経過が長くなれば全身状態が悪くなることがあります。

昔は冬の病気と言っていたのですが例年この時期からの流行となってます。小さい子がいる家庭はご注意ください。検査は通常1歳以下の子に行います。治療法がある病気ではないので発熱早期には積極的には行いません。状態が悪い子や1,2か月の子には発熱早期で行うことがあります。

コロナの検査(問い合わせの多いことについて)

当院でできるのは抗原検査です。発熱してから最低数時間開けて検査します。PCRは当院では行っていません。

当院は 埼玉県の指定 診療・検査医療機関 ではありません。大人の検査は行っていません。

発熱の人・希望のある人すべてに検査はできません 濃厚接触者も同様です。親の都合や保育園の都合での検査は薬局などで売っている抗原キットを利用していただきたいですがどうしても困っていたら連絡してください

基本的に家族がコロナ陽性であればほかの家族が発熱した場合コロナ陽性とみなします。この場合も電話診察です

問い合わせが多いことを書きました

小児のコロナウイルスの症状・電話診察について

ざっくばらんに大きい子(年長以上くらい)が高熱39度以上が2日間続いてぐったりします。ただしこう流行してくると3,4歳の子でも家族に症状がなくても陽性例が見られます。無症状でも陽性(不顕性感染)がいる以上どうにもできないし流行は続きます。キットにも限りがあり発熱者全例検査はできません。

また最近多いのが電話診察です。当院ではコロナ感染拡大防止のため他院でPCRをされて結果待ちの場合電話診察となります。(家族が検査待ちの場合も同様です)家族が陽性の場合も同様です。場合によっては2か月の子でも電話診察となります。こういう症状があればまた連絡してとお話はするのですがもう異常事態だと思います。いろいろ気になることあれば連絡してください。新潟大学の小児科(いつも引用させていただいてます。またまたスイマセン)よりの資料を貼り付けいたします。参考にしてください。

http://www.niigata.med.or.jp/file/covid_child1.pdf

http://www.niigata.med.or.jp/file/covid_child1.pdf