胸骨圧迫!

この間川越小児科臨床検討がありました。特別講演で東京都立総合医療センターの清水先生より救急の話がありました。

心肺蘇生法(CPR)を開始する時間が1分遅れることに、いのちの助かる割合は7%~10%低下していき、10分経過してしまうと、ほぼ助からない状態となってしまいます。また、完全に心臓が停止し、脳に酸素が送られない状態が3~4分以上続くと、助かっても重い後遺症が残る恐れがあります。

児童が心停止をおこし病院に入院しました。重症管理をして後遺症なく退院しました。他院の際に、児童が病院の先生に「ありがとうございました」とお礼を言った際、「最初に君に胸骨圧迫をした学校の先生にお礼を言いなさい」と返した。。このエピソードが印象に残りました。

自分も集中治療室にいて心肺蘇生の局面には何度も遭遇しました。開院してマスクバックやAEDも購入して初期治療ができるよう考えていました。しかし、大事なのは市民の啓蒙なのです。いつか医院で勉強会を開けたらなあと思いました。まずはスタッフ間でしっかり勉強会を行っていきます。

http://aed.jaam.jp/index.html

コメント

コメントはこちらから

投稿

コメントフィード

トラックバックURL : http://hoshiclinic.jp/blog/wp-trackback.php?p=1255