MRワクチンの流通が不安定になりました。

最近マスコミにて風疹の流行がとりあげられて以来、当院にも連日大人の風疹ワクチンの問い合わせの電話がかかります。

風疹は2011年まで年間300-500人の疾患でした。しかし昨年は2500人今年はすでに1万人を突破しております。特に20代の女性、20から40歳の男性に罹患者が多く、一斉に風疹ワクチンを配布し封じ込めることはできないのか。。など考えてしまいますが、予算の問題もあるし現実的にはどうなのでしょうか?またこれから感染の拡大はどうなっていくのでしょうか?我々開業医がワクチンを多く打ち予防に寄与したいと思っていました。しかし今週から、MRワクチンに出荷制限がかかりはじめました。このような現状のなかで、今後のワクチンの確保が困難になることが予想されます。

(国のMRワクチンがなくなるのは明らかで輸入ワクチンMMRを輸入して打つべきという意見もありますが。。。)

MRワクチンは子供のものと思っています(僕は研修医のときに脳症や肺炎など、すさまじい麻疹の合併症を診ました)。断腸の思いですが子供分の確保優先の立場をとらせていただき、大人は制限させていただくことにしました。

予約をしていただき、ワクチンが入荷した際にこちらから連絡をいたします。(おとなの予約も取りますが少しお待ちになります)

今後も国の情勢を見つつ、当院の姿勢を報告していきたいと思います。

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