手足口病流行中

1.2週間前より手足口病が流行っているな。。と思っていたのですが最近多く見られるようになりました。手足口病はエンテロウィルスやコクサッキーウィルスが原因であり、発熱(頻度は50%くらい)手掌や足の裏(親指の近くなど)に小水疱を起こす病気です。基本的に手足口病や夏かぜなどヘルパンギナはウィルス性のため対処療法・経過観察となります。口内炎に対して、刺激の強いものは避けます。(香辛料以外でも体温より高い飲み物、酸味、甘みの強いもの、塩辛いものに痛みを感じます。)薄味ののど越しのいいものを与える必要があります。あまりひどい場合は点滴を行うことがあります。(暑くなってきましたので熱中症などの合併も要注意ですね)

2年前に流行した手足口病は小水疱が大きく、熱が出る頻度も多く、また水疱が手足の先のほかに前腕や大腿、お尻にもみられ、時に爪の下にできた場合浮き上がって爪が剥離・脱落することもありました。これはコクサッキーウィルスA6型の症状です。今年もこのようなタイプは見られています。

ウィルス感染は解熱しても2.3週しばらくは便からウィルスをが検出されます。それにより感染することがあります。胃腸炎でもそうなのですが2.3週休むことは現実的ではありません。よって激しい症状(発熱、口腔内水疱により水分がとれないなど)がなければ登園・登校可能です。しかしこのような激しい手足口病(コクサッキーA6の感染)のようなものであれば要注意です。発熱も朝なくても昼や夕方に上がることもありますので丸一日熱がないことを確認してから保育園に行ったほうがいいかもしれませんね

とりあえずは手洗いが大切になります。

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