小児夜間救急

開院する前、内覧会の時に聞かれたのは「この医院は夜間外来をやりますか?」これは今でも外来で聞かれることです。夜間急なお熱や症状がある場合は確かに心配です。しかし1人で夜間救急はできません。

いまから十数年前、自分がまだ研修医の時、埼玉医科大学付属病院(毛呂)には日高、入間、坂戸鶴が島、東松山はては秩父まで様々な地域からたくさんの患者さんが見えていました。中には重症の児もいるのですが緊急度の高くない方もいます。

救急車を緊急度の高くない方は利用しないでということと同じことです。患者が一極に集中することでそこでの医師が疲弊してしまう(今はどうかわからないですが当直明けでも普通に仕事をしなければならないのです)ことや重症患者の処置(入院されている方も)が遅れることが問題点としてあげられます。(来るなと言っているわけではありません。心配の方は来ていただいても当然構わない、両親がいちばん近い主治医であるという考えもあります。しかし夜間遠い所より来られるのは大変です。電話や#8000などで相談してからのほうがいいかもしれません)

現在は地域でも夜間救急が整備され、大学病院でも外部の先生が地域連携として夜間救急を行っています。比企地区にもあります。こうした取り組みに院長も参加しています。またこのブログでも何日にいますよーと書いていきたいです。比企地区は6/2昨日でした。埼玉医大付属は6/9 6/25です。(このほかにもNICUに月に1回当直しています。このことについては後日書きます)

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