デング熱 メモ

デング熱についてのメモです。最近代々木公園に行った方は気をつけましょう。
今のところそんなに恐れる必要はなさそうですね。。

一過性の熱性疾患であり、症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、はしかの症状に似た特徴的な皮膚発疹など。
主な媒介生物はヤブカ属の中でも特にネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊によって媒介される。通常、人間同士の直接感染は起こらない。
デングウイルスに感染しても8割は無症状。しかし、5%の感染者では重症にまで発展し、生命を脅かすこともある。潜伏期間は3日から14日である。

病期は発熱、重症、回復の3段階がある。発熱期には、40℃以上の高熱が出ることがよくあり、全身の痛みや頭痛を伴う。症状が2日から7日続く。1日目または2日目に紅斑が現れるか、さらに4日から7日疾患段階が経過した後に、はしかに似た発疹が現れる。熱が2相性となることもある。またこの時点で、点状出血が現れる場合もある。重症型は解熱する時期に発症する。患者は突然不安や興奮状態となり発汗や四肢の冷感がみられ、さらに進行すると出血傾向やショック状態となる。

デング熱を疑う患者の診断基準
Aの2つの所見に加えて、Bの2つ以上の所見を認める場合にデング熱を疑う。ただし
Cの所見を認める場合は除外する。
(A)必須所見
1.突然の発熱(38°C以上) 2.急激な血小板減少(10万/μl以下)
(B)随伴所見
1.発疹、2.悪心・嘔吐、3.骨関節痛・筋肉痛、4.頭痛(目の奥の痛み)、5.白血球減少、6.点状出血(あるいはターニケットテスト陽性)
(C)除外所見
CRPが10mg/dl以上の患者”

http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/dengue_clinical_manual.pdf

コメント

コメントはこちらから

投稿

コメントフィード

トラックバックURL : http://hoshiclinic.jp/blog/wp-trackback.php?p=1984