熱中症と間違えやすい夏の脳梗塞

SNSで知り合いの先生からの情報です。野球観戦で「熱中症にかかってしまった」とツイートした人がいました。暫く休んだら回復した、と報告してフォロワーを安心させたものの、その翌日の「頭が痛いのと吐き気。一昨日の熱中症がまだ治りきっていない。」という呟きが、最後の更新になってしまいました。実は熱中症などではなく、脳卒中で亡くなっていたのです。熱中症と脳卒中の初期症状はとても似ていて、脳卒中は夏に多く発症します。

鑑別はFASTという、チェック法が提唱されています。Face 「顔のまひ」。歯が見えるぐらいの笑顔になってもらって下さい。この時、普通は口の両側が上がるのに、片側だけ下がったり、歪んだりする。Arm  「腕のまひ」。両腕を水平に挙げてもらって下さい。この時、片方だけ下がっていないか。Speech 「言葉の障害」。ろれつがまわらない、言葉が出ないなど。これら3項目の一つでも当てはまったら、脳梗塞の疑いがあります。Time「時間」、症状に気づいた時刻を忘れず、すぐ119番して下さい。

脳梗塞にも熱中症にも共通の予防法として、やはり十分な水分を取ることが、まず効果的とされています。喉が渇いたという自覚が無くても脱水症状は起きますので、特に起床直後、入浴前後や就寝前には、コップ一杯分は水分を取るようにしましょう。

http://www.j-cast.com/2015/07/27241229.html

http://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52136538.html

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