漢方について

小児科では漢方を使うことがあります。漢方薬は西洋医学を補佐し様々な訴え、病態に対し処方しています。

○発熱しやすい ○興奮しやすい ○消化機能が未熟 ○呼吸機能が未熟(咳が続く)○水分分布の異常をきたしやすい。 などが古来から小児の特徴として挙げられます。

簡単に薬のことを書けば

○発熱しやすい ・・ 消化機能改善(よく食べて)して体を強くする それで免疫力をつける薬(補中益気湯) 炎症をとってあげる(繰り返す発熱やこじれた時使う)薬(柴胡桂枝湯)

○興奮 ・・ 夜泣き 疳の虫(抑肝湯) 夜驚症(夜悪夢を見るように急に泣き出す)(甘麦大棗湯) 神経質で訴えが多い 寝言を言う(柴胡加竜骨牡蛎湯)

○消化機能が未熟 ・・ 腹痛を繰り返す(消化管の過緊張状態を飽和する)(小建中湯) 乳児の胃食道逆流症 (吐きやすい)(六君子湯)

○咳 ・・ 気道を潤し咳を鎮める (麦門冬湯)

○水分 ・・ 下痢を止める。(五苓散)五苓散はめまいや車酔いにも有効なことがある。

そのほか、黄耆建中湯(水いぼ・アトピー皮膚炎) ヨクイニン(水いぼ) 麻黄湯(しつこい乳児の鼻水) 大建中湯(便秘)など

院長はNICUにいたとき、小さく生まれた子でおなかの動きがすぐれない場合に大建中湯を処方しました。するとおなかがゴロゴロとよく動くのが確認でき、漢方の有用性を認識しました。そのほかにも処方で体重が増えたり、入院を繰り返していた子がピタッと発熱が収まった例など数多くの有用例を見てきました。

しかし漢方には相性があると思います。会う合わないは当然あり1.2週間の処方で判断します。薬を中止変更したり、別の薬を加えたりします。

子供の特性、また多彩な訴えに漢方は十分に対応ができると思います。

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