小児に対する甲状腺超音波について

最近「子供の甲状腺超音波をしてほしい」と電話がありました。最近、福島の子供の甲状腺超音波にて約30%の子供に小さい甲状腺のう胞が見られたと報告があり、心配されているのだなあと思いました。甲状腺疾患で有名な東京の病院(伊藤病院)でも同様の結果がありました。このことより以下のことを思います。

1.東京でも放射能汚染がみられているのかな?

2.もともとのう胞がそのくらいは見られているのではないか?(福島の結果は問題ないのではないか

ただし東京の調査では2003年からでありそう考えれば1については考えづらいです。甲状腺がんについてもこれから5年、10年と追跡をしていくので今の時点でどこまでわかるかということは難しいと思います。

「放射能こわい」というのは確かかもしれません。しかし世の中には紫外線、細菌、カビその他病気などもこわいものはたくさんあります。また過度に放射能の心配をしたり、それによって食事制限をしたり、また政府など発表はすべて嘘である思うのは「うーん」と個人的には思ってしまいます。しかし身近な問題として一人一人が正しい知識を持とうという気持ちが大切だと思っています。当院でこども未来新聞を置かせてもらっていますが、情報も一つとして考えています。

甲状腺超音波は当院でもできますが院長は甲状腺専門医ではありません。一緒に超音波をみてのう胞の有無など確認してその評価については上述したようにはっきりとした見解はでていないものの少しでも不安がとれるのであれば施行いたします。

http://www.pediatric-world.com/hiroshima/hoshasen_kojosen.pdf

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