手足口病も警報

現在手足口病が流行しており外来も込み合っています。伝染性紅班に続き手足口病も流行警報が出ました。いつも手足口病で話すことをまとめてみました。手洗いやうがいなど予防してください。
1. 症状は軽い 口内炎やのどの炎症、発熱の経過が長いなど点滴の可能性もありますがほとんどの方は熱も出ません。発疹もひどいときもありますがほとんどの方は数日で消えます。ごくまれに髄膜炎をきたすこともあるので全身状態は注意してください。
2. 発熱がないこと、経口摂取ができる、全身状態良好 以上の状態であれば保育園幼稚園の出席は問題ないです。発熱は日内変動があります。朝なくても昼夜に上がるかもしれません。
3. よだれや便、体液や接触でも感染します。胃腸炎と同様2週間くらいは他の人に移す可能性があります。ただし2週間休むというのは社会的にありえません。「本症の発疹期にある患児でも、他への感染のみを理由にして登校(園)を停止する積極的意味はないと考える」学会も声明を出しています。
4. エンテロウィルスやコクサッキーウィルスが原因でありこれらのウィルスは他の症状もきたします。典型的な手足口の症状もあれば咽頭炎・口内炎・発疹のいづれかを伴うこともあります。手足口病と診断しないでウィルス性発疹症ということもあります。ウィルスなので治療薬はなく対症療法となります。
5. 溶連菌やアデノウィルスも流行しています。発熱や症状の経過からこれらの病気との鑑別をすることも重要です。

http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/soshiki/kenkofukushibu/
kenkosuishin/menu/infection/1436340944431.html

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