当院のポリオワクチン接種について

前回の不活化ポリオワクチン導入について(http://hoshiclinic.jp/blog/?p=363)の続きです

具体的な接種回数など書いておきます(2011.12.2改訂しました)

ポリオワクチン接種間隔

国によって期間や接種回数が異なってます。この2つが推奨されますがそのほかのやり方も相談に応じます。

接種方法 1

(1回目) 初回                   不活化ワクチン
(2回目)4~ 8週後     不活化ワクチン
(3回目) 2回目から半年後~18ヶ月後    不活化ワクチン {もしくは生ワクチン(定期接種)}
(4回目) 4~6才頃 不活化ワクチン{もしくは生ワクチン(定期接種)}

接種方法2 (DPTに準じた同時接種も可のやり方)
(1回目) 初回      不活化ワクチン
(2回目) 4~8週後    不活化ワクチン
(3回目) 2回目から4~8週後  不活化ワクチン
(4回目) 3回目から1年後        不活化ワクチン
その後、未成年のうちは5年ごと、成人は10年ごとに1回

1.  のメリット(生ワクチン併用について)

お金がかからないこと。(不活化2回分)

下記の移行段階に日本が今いるということ。(生から不活化に突然変わるのは難しいのでしょうか?)

4回うって免疫がしっかりつく(4回以上が推奨されます)

デメリット 生ワクチン接種する 幼稚園に通園中の場合注意を要する。

将来的に生ワクチンが残るかどうか

2.のメリット

生ワクチンを接種しない デメリット お金がかかる

当院では1の不活化ワクチン(アメリカ式)を推奨してます。

WHOが勧めるポリオワクチンの移行スケジュール
(1) 初期段階: 生ワクチンを4回以上接種する。

(2) 移行段階: 不活化ワクチンを2回、生ワクチンを2回接種する。

(3) 完全移行: 不活化ワクチンを4回接種する

※ すでに1回生ポリオワクチンが済んでいる場合は不活化ポリオワクチンを3回うちます。

◎成人のポリオ接種

S50~52年生まれの方は、定期接種で2回接種していてもポリオの免疫が低い方が多いことが判明しています。お子さんや、お子さんのお友達がポリオを飲む前に1回追加することが推奨されます。
子供の時に2回接種している方は不活化ポリオを1回追加してください。子供の時に1回も接種していない方は、不活化ポリオを3回おすすめします。

(2回目)1回目より 2ヶ月後

(3回目) 2回目から12ヶ月後

 

下記のリンクも参考にしてください。(不活化ポリオワクチンのソーク・セービンについて書いてあります。)

http://hoshiclinic.jp/blog/?p=828

ワクチンに関する情報は刻々と変化していく可能性がありますので動向を見て下さい。

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