11月2014

最近の流行

早いものでもうすぐ12月。あと一か月で1年も終わります。冷え込みも強くなってきました。通年通り下痢嘔吐の胃腸炎や咳の強い症状のRSウィルス、また高熱のかぜが流行しています。高熱のかぜの中にはインフルエンザも散見しています。インフルエンザは1月に流行することが多いのですが12月に流行することもあり注意が必要です。発熱して時間がたってから検査をすることが望ましいのですが富士ドライケム IMMUNO AG1による早期検査も可能です。

RSウィルスはかぜのウィルスなのですが(今年のRSは胃腸炎の症状も伴っているような印象があります。)とくに乳幼児にぜいぜいして哺乳できない、眠れない苦しそうなど症状があれば注意が必要です。加湿をかけること、家族みんなで手洗いやうがいをして予防しましょう。

胃腸炎はしつこくはない印象ですが水分がとれない、脱水の症状など注意が必要です。吐いてもあわてずにこまめに吐かないように少しづつ水分を取ること、おなかを休ませること(吐いた後は1,2時間は食事とらない)など行ってください。他の人にもうつることがあるので汚物をしっかりと処理すること、手洗いを2回することなど対策をしてください

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講演会「さまざまなアレルギーと対処法」

★★講演会「さまざまなアレルギーと対処法」開催のお知らせ★★

平成26年11月20日木曜日 東松山市内の野本コミュニティーセンターにて13時30分から15時30分に当院副院長、星理恵による「さまざまなアレルギーと対処法」(東松山市社会福祉協議会主催)の講演を行います。

副院長は埼玉医科大学付属病院のアレルギーセンターにて最新のアレルギーの勉強をしています。今回は様々なアレルギー(喘息・花粉症・アナフィラキシーなど)について、またその対処法についてみなさんにわかりやすくお話ししたいと思います。対処法の一つにエピペンというお薬があり、その模型をつかった講習も行う予定です。

成人病(糖尿病や高血圧)についてもお話ししたいと思います。

参加には整理券が必要になりますので、詳しくはチラシをご覧ください

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舌下免疫(減感作)療法

わたしたちの体は、花粉など体に害のないものに対しても過剰に反応してしまうことがあります。これが「アレルギー」です。アレルギーの原因となる物質は「アレルゲン」と呼ばれ、花粉やほこり(ハウスダスト)、食物など、身近にあるさまざまなものが、アレルゲンとなる可能性があります。

アレルゲン免疫療法は、減感作療法とも呼ばれ、アレルギーの原因である「アレルゲン」を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。アレルギー症状を治す可能性のある治療法と考えられています。花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などに対してこの治療法が行われています。

いままで当院では皮下注射による免疫(減感作)療法を行っていました。このたび舌下に投与するシダトレンを処方することが出来るようになりました。

痛みも伴わず自宅で簡便に行うことができます。副作用の症状に注意すること、投薬が長期間(3~5年)かかり、すべての患者さんに効果が期待できるわけではない(スギ花粉症に対するアレルゲン免疫療法を受けた患者さんのおよそ3人に1人は完全に治り、80%の人に効果が認められる)とされていますが、花粉症の症状から開放され完治が期待されます。投薬を希望される方は連絡してください。

http://www.torii-alg.jp/

65歳からの肺炎予防について

普段元気にしている方でも、気候の変化や体調の変化、持病の悪化などちょっとしたことがきっかけで、肺炎にかかる可能性があります。 また、高齢になると、急激に重症化してしまうリスクがあります。 さらには、死に至る場合もあるのです。 肺炎の症状は、ご本人にとっても、もちろんつらいものですが、ご家族の方にとっても、心配であることとともに、介護などのご負担がかかるのも事実です。 そのような肺炎の深刻さを、国も重く受け止め本年10月より定期接種への取り組みがはじまりました。 定期接種の対象者は、年度により決まっていますが、そうした制度を利用し、肺炎の予防につとめることで、65歳以上の方が入院や通院をすることなく元気で暮らせるよう、 どうか、気にかけて差し上げてください。 最近の65歳は、本当に元気な方が多く、「まだまだ元気」「自分だけは大丈夫」と 思っている方もたくさんいらっしゃいます。 ですが、若い頃より抵抗力(免疫力)は低下しているものです。 過信せずに、早めの予防を、呼びかけてあげてください。 ご家族や、ご親族でなければ言えないこともあります。 どうか、65歳からの肺炎予防について、気にかけていただけますよう、 お願いいたします.

1.定期対象者

 1.  65歳の方

 2  .60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能の障害又はヒト免疫不全ウイル
スによる免疫の機能の障害を有する方(身体障害者1級)

2. 特例対象者

 3.  各年度の3月31日までの間に、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳100歳と
なる方(平成26年度から30年度までの5年間に限ります。)

 4.  平成26年3月31日において100歳以上の方(平成27年3月31日まで)

 http://www.haien-yobou.jp/

http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/soshiki/kenkofukushibu/kenkosuishin/menu/immunization/ks_31.html

ベビーマッサージ

11月8日(土)ベビーマッサージ講座を行いました。今回は3組のご家族が参加してくださいました。そのうち2組がご夫婦でのご参加でした。普段お仕事でお子さんと触れ合う時間がなかなかとれないお父さんも多いと思います。ベビーマッサージを通じてお父さんも赤ちゃんと触れ合う方法を知り、育児を楽しんでいただければうれしく思います。お父さんが講座に参加できない時はお母さんがご自宅でお父さんに教えてあげるのも良いかもしれませんね。尚、ベビーマッサージ講座はH 26年12月のみお休みとさせていただきます。よろしくお願いいたします。IMGP2059ペイント

救急電話相談

子どもの急な発熱、下痢、嘔吐などの症状に対し、家庭での対処方や受診の必要性について、電話で相談ができる埼玉県のサービスがあります。♯8000もしくは048-833-7911(月曜日~土曜日 午後7時から翌朝午前7時まで  日曜日、祝祭日、年末年始 午前9時から翌朝午前7時まで )それに加えて『大人の救急電話相談』も開設されました。#7000もしくは048-824-4199(18時30分~22時30分) 救急車で病院に行ったほうがいいか迷う場合(火急な場合は除く)や寒い中真夜中に大きな病院に行ったほうがいいかどうか迷う場合などご利用ください。07年に開設した小児専用の相談電話「#8000」は13年度に4万9168件の利用があったが、79・3%は「すぐ医療機関を受診する必要はない」と判断されたということです。夜間に救急病院に患者さんが集中してしまうと、病院の負担も大きくなり、また救急医療を本当に必要としている方の処置が遅れてしまいます。また夜間病院に行くということは労力を要します。電話をすることで患者さん、そのご家族の不安が解消され寒い中病院にいかず翌日まで待って受診することができます。http://www.pref.saitama.lg.jp/site/shaapu7000/