院長

RSウィルスの流行のきざし

毎度毎度の話題ですが。。外来でもチラホラと出ています。RSウィルスは咳が多い風邪という印象ですが中耳炎を起こすこともありこじれると肺炎や気管支炎を起こすこともあります。1歳以下特に6か月以下の子は呼吸の状態が悪くなることがありますので注意が必要になります。長く熱が続いたりヒューヒューする呼吸音がする、ベコベコ胸がへこむ呼吸、哺乳ができないなど注意してください。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150930/k10010253081000.html

乳児健診

最近 乳児健診の予約がとりづらいです。1か月以上待ちます。ご迷惑をおかけしています。3か月健診よりも首が座ったか確認する4.5か月健診のほうがいい場合もあり、6か月健診よりはお座りができているか確認する8か月健診のほうがいい場合もあります。何か月でも健診は受け付けます。発達で気になること、その他なんでも乳児健診以外の一般の外来でも受け付けます。これから外来の患者さんの数が増えると落ち着いてお話しできないかもしれませんが、気になることがあれば何でも聞いてくださいね。なんでもお話しいたします。よろしくお願いします。

自分は数年間NICUにいました。退院後の診察をしていました。いつも患者さんにとって有益になることを考えていましたがいろいろな経過をたどった方もいました。NICUで自分が担当した方、かかわった方、またその後のフォローした方いろんな方がいました。自分が受け持っていた患者さんの診察に月一回埼玉医大に行っていましたがその外来も来年3月で終わります。自分が受け持っていた患者さんへ。何か気になる方がいれば埼玉医大には優秀な先生がたくさんいらっしゃいますので診てもらうことはできます。埼玉医大に連絡してください。また自分も埼玉東松山ほしこどもクリニックにいます。近くまで来たらぜひ遊びに来てください。元気な姿を見せてください。困ったことがあれば話を聞かせてください。

熱中症と間違えやすい夏の脳梗塞

SNSで知り合いの先生からの情報です。野球観戦で「熱中症にかかってしまった」とツイートした人がいました。暫く休んだら回復した、と報告してフォロワーを安心させたものの、その翌日の「頭が痛いのと吐き気。一昨日の熱中症がまだ治りきっていない。」という呟きが、最後の更新になってしまいました。実は熱中症などではなく、脳卒中で亡くなっていたのです。熱中症と脳卒中の初期症状はとても似ていて、脳卒中は夏に多く発症します。

鑑別はFASTという、チェック法が提唱されています。Face 「顔のまひ」。歯が見えるぐらいの笑顔になってもらって下さい。この時、普通は口の両側が上がるのに、片側だけ下がったり、歪んだりする。Arm  「腕のまひ」。両腕を水平に挙げてもらって下さい。この時、片方だけ下がっていないか。Speech 「言葉の障害」。ろれつがまわらない、言葉が出ないなど。これら3項目の一つでも当てはまったら、脳梗塞の疑いがあります。Time「時間」、症状に気づいた時刻を忘れず、すぐ119番して下さい。

脳梗塞にも熱中症にも共通の予防法として、やはり十分な水分を取ることが、まず効果的とされています。喉が渇いたという自覚が無くても脱水症状は起きますので、特に起床直後、入浴前後や就寝前には、コップ一杯分は水分を取るようにしましょう。

http://www.j-cast.com/2015/07/27241229.html

http://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52136538.html

8月2日

8月2日は当院の誕生日です。ほしこどもおとなクリニックは5歳になりました。開院時は赤ちゃんだったのにもうお兄ちゃんお姉ちゃんに!びっくりさせられます。「地域の皆さんのお役に立ちたい」という気持ちと「新しいことをやりたい」という気持ちであっという間のような長かったようなそんな5年間でした。引き続きスタッフ一同がんばります。よろしくお願いします。

O157に注意!

東松山・嵐山地区においてO157の報告が今月中にありました。血便や激しい下痢など症状のある方はご注意ください。
大腸菌のほとんどは無害ですが、なかには下痢を起こすものがあり「病原性大腸菌」と呼ばれています。その中の腸管出血性大腸菌(ベロ毒素産生性大腸菌)はベロ毒素というものを出して、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症(けいれんや意識障害)を起こします。O157は、この腸管出血性大腸菌の代表的な細菌です。症状は腹痛を伴った下痢や血便です。O157は家畜などの糞便中にときどき見られ、糞便や糞便で汚染された水、食物を介して、人の口に入り感染症を起こします。感染力は非常に強く、100個程度のO157が身体の中に入っただけでも、病気を起こしてしまいます(多くの食中毒では、100万個以上の菌が身体の中に入らないと食中毒は起こりません)。
溶血性尿毒症症候群(HUS)になると蒼白(顔などの血色が悪くなること)、倦怠(全身のだるさ)、乏尿(尿の量が少ない)、浮腫(むくみ)、中枢神経症状〔傾眠(眠くなりやすい)、幻覚、けいれん〕なども起こります。これらの症状は命にかかわることがあります。
(1)石けんと流水でよく手を洗いましょう。
•特に、調理前、生肉を触った後、生で食べる食品を触る前など、調理の種類が変わるごとに手を洗いましょう。
•トイレ後の手洗いも十分にしましょう。
(2)よく加熱し、調理後は早めに食べるようにしましょう。
•調理の際は、食品を中心部まで加熱しましょう(大腸菌は、75℃で1分間以上加熱することで死滅します)。
•調理後はできるだけ早く食べ切りましょう。
(3)調理器具と食品の保管場所に注意し、清潔の保持を心がけましょう。
•まな板・包丁などは、肉用・魚用・野菜用など、使用目的別に使い分けましょう。
•調理器具使用後は、洗剤でよく洗い、乾燥させた後、保管しましょう。
•冷蔵庫や冷凍庫は食品別に袋分けするなど区分けし、こまめに掃除しましょう。 •

http://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/o157.html

手足口病も警報

現在手足口病が流行しており外来も込み合っています。伝染性紅班に続き手足口病も流行警報が出ました。いつも手足口病で話すことをまとめてみました。手洗いやうがいなど予防してください。
1. 症状は軽い 口内炎やのどの炎症、発熱の経過が長いなど点滴の可能性もありますがほとんどの方は熱も出ません。発疹もひどいときもありますがほとんどの方は数日で消えます。ごくまれに髄膜炎をきたすこともあるので全身状態は注意してください。
2. 発熱がないこと、経口摂取ができる、全身状態良好 以上の状態であれば保育園幼稚園の出席は問題ないです。発熱は日内変動があります。朝なくても昼夜に上がるかもしれません。
3. よだれや便、体液や接触でも感染します。胃腸炎と同様2週間くらいは他の人に移す可能性があります。ただし2週間休むというのは社会的にありえません。「本症の発疹期にある患児でも、他への感染のみを理由にして登校(園)を停止する積極的意味はないと考える」学会も声明を出しています。
4. エンテロウィルスやコクサッキーウィルスが原因でありこれらのウィルスは他の症状もきたします。典型的な手足口の症状もあれば咽頭炎・口内炎・発疹のいづれかを伴うこともあります。手足口病と診断しないでウィルス性発疹症ということもあります。ウィルスなので治療薬はなく対症療法となります。
5. 溶連菌やアデノウィルスも流行しています。発熱や症状の経過からこれらの病気との鑑別をすることも重要です。

http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/soshiki/kenkofukushibu/
kenkosuishin/menu/infection/1436340944431.html

伝染性紅斑が流行、都内で警報基準を超える

伝染性紅斑(りんご病)の患者さんが多くみられるようになりました。こどもには強い症状は出ないのですが妊婦さん(おなかの赤ちゃん)は要注意です。また感染する時期が発疹の出る前なので流行を食い止めるのが厄介な疾患であります。

ほほや手の外側にレース様紅班(正常な皮膚と紅斑が入り組んでいる・網目状)が特徴です。バルボウィルスB19が原因で胎児に感染すると胎児水種を起こすことがあります。胎児水種とは赤ちゃんのむくみが非常に強くなることで、重症例の場合胸やおなかに水がたまり心臓に負担がかかり命の危険もあります。風邪の症状が出た後に(小さい子は症状が出ないこともあります)紅斑が出るのですが発疹が出た時期にはほとんど感染力がないので、隔離など二次感染予防の必要はありません。風邪の症状のあるウイルス排泄期には特徴的な症状を示さないので、妊婦さんは、流行時期に感冒様症状の者に近づくことを避け、万一感染した場合には、胎児の状態を注意深く観察する必要があります。欧米では妊婦に感染は約0.25-1%に成立すると考えられており、その中で2-10%が胎児水腫となるとされています。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/06/20p6pb00.htm

http://sickchild-care.jp/point/7524/

保育園のご紹介(なないろキッズ&マァム)

病児保育を開設するにあたって良く問い合わせがあったのが「病気の子の保育園なのですか?」。当施設は一時保育になりますので厳密に言うと答えは「いいえ」です。(それでも一時保育といえども保育士さんは子どもの発達を促すような遊びを一生懸命しています。当施設の目指すところです。)

なないろキッズ&マァムは当院院長の小児科同門の先輩が開設した保育園です。東松山市上唐子にあります。保育のプロである保育士に加え、健康のケアや看護のプロである看護師を常駐とし、きめ細やかな保育を受けることができます。またお母さま方へは静かに、ゆったりと休息をとっていただけるMoms’ roomも用意されているようです。詳細はHPをご覧ください。興味のある方は是非お問い合わせください。

http://www.nanairo-km.com/index.html

いのちのアサガオ

今年もグリーンカーテンをやってます。3年目になります。今年もゴーヤは植えています(子どもがまったく食べてくれないのが残念なのですが)。また朝顔の種も植えています。

自分が研修医の時に受け持っていたこどものお母さんから昨年種をもらいました。当時3歳だったその子も今では高校生ですね。植えてみましたがなかなか芽が出ない。。一晩水につけたり種の一部を切ってみたり。。やっと芽が出ました♪

”いのちのアサガオ”は,平成5年に白血病のため7才で亡くなった子が,約3ヶ月間だけ通った小学校で大事に育てていた”アサガオ”です。
おかあさんが,そのアサガオを育て続け,「アサガオが親善大使となって,命の尊さ,白血病に苦しむ人がいることを知って欲しい」ことを願って,多くの小中学校などにくばられています。今では全国各地で花を咲かせています。ほしこどもおとなクリニックでも咲けばいいですね。

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患者さんを診ること

先週今週と風邪の流行っている印象があります。保育園や幼稚園に行き始めて2.3週たって風邪をもらってきてしまう。そういう子が多いです。

その中でも大学病院に紹介となって方が何名かいらっしゃいました。いづれも典型的な症例ではないのですが、熱の期間が短くともひどい肺炎になっている方や腸重積、また先天性の心臓の病気など様々でした。

胎児エコーも発達して生まれる前に先天性の心臓の病気は診断がつくことも多いのですが、生後当院に受診して診断がついた方が今まで数例いらっしゃいます。。「いつもとちがう」という親御さんの声をよく聞き、丁寧に診察をすることが大事であると再確認されました。そして自分がNICUで経験した呼吸や心臓を診る力により肺炎や心臓疾患の患者さんを発見でき大事に至らなかったのは本当によかったと思いました。