1月2013
すこしインフルエンザのピークは過ぎたかな?と思いますがこの1.2月の時期は「発熱」→「インフルエンザ検査」と反射的に動くのですがいつも思うことがあります。(半分愚痴ですが。。)
1.検査するタイミング・・・発熱をしてすぐ検査をしても陽性に出ないことがあります、発熱して6-8時間(機械によってはもっと短縮できますが)後に検査するのがBESTとされています。これは体の中でウィルスが増殖しないと検査ができないためです。検査は鼻汁でもできるのですが一番鋭敏なのは鼻の奥での検査なのです。これが痛い!。発熱のごく初期に来ても、陰性と出ても本当に陰性かどうかはわからないのです。よって「明日来てね」ということになるのですが。。。当院ではこうしたリスクを話しています。また、早期に抗インフルエンザ薬を飲んだほうが効果はあり、早期に診断したほうがよいのですがこの検査とのタイミングが微妙になります。周囲の流行状態や本人の臨床症状(だるい、咳など)が大事になってくると思います。
2.不顕性感染・・・・よく学校、保育園で発熱をして「すぐ検査してもらって」といわれ来院される方がいます。検査はしますが。。上記のことが大事になります。中には「咳をして心配」「周りで流行っているから」という発熱のない人、もしくは微熱の人で検査を希望される方がいます。検査をすると陽性が出ることがあります。これは「不顕性感染」といって感染はしているけど臨床症状を示していない状態です。集団ではこういう方を診断すれば感染予防となるのでしょうが。。。きりがない感じがありますし、おそらくは本人は薬を飲む必要があるのかな?とも思ってしまします。インフルエンザといっても恐れる必要はないのですが。。(感冒ですし、薬を飲んでもウィルス増殖を抑える→有熱期間が1.2日短くなるくらい)
しかし、インフルエンザは合併症がこわいので意識状態、咳の状態、有熱機関が長いなど不安があれば再来院が必要ですので注意してくださいね。以上この時期になると思うことでした。
2013年1月30日 10:03 AM | 院長 | コメント
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いままで4種混合・不活化ポリオ単独ワクチンの入荷が不安定で少なかったのですが、少し安定してきました。単独ワクチンは入荷の見通しがたってから順次連絡しています。4種混合も予約をしていただき入荷したらこちらから連絡しています。年を明けてだいぶ流通するようになりました。御迷惑をおかけしております。不明なことがあれば連絡してください。
不活化ポリオ単独ワクチンは今週・来週・再来週とかなりの数が入荷されます。だいたい木曜夕方に最初の連絡が行きます(院長が連絡してます)。連絡しても留守電、番号違いの方が2.3人いらっしゃいますので「私かも。。」と思う方がいましたら、、、ご連絡をお待ちしております。
4種混合は昨年は全く入らず、3種を待つことによる百日咳のリスクもあり4種をやるよりは3種+単独ワクチンをお勧めしていました。年を明けてすこしづつ入荷しています。まだ3種をやってない方にお勧めしています。
2013年1月29日 3:47 PM | ワクチン | コメント
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最近インフルエンザやRSウィルス、胃腸炎(ロタ?)が流行っています。診察時間内にワクチンを予約された場合(できるだけ隔離などするようにしますが)病院内にてこれらの病気にかかってしまう可能性もあります。これを2次感染といいます。当院では2次感染予防にワクチン専用時間を設けています。小さいお子様など是非ご利用ください。
①まず窓口で受付を行います。 ②予診表を書きます。(HPからダウンロードできるようにしたいのですが。。)接種券(Hib、PCV、子宮頸癌 嵐山の方はその他のもの) ③順番で呼ばれたら診察を受けます。 ④注射を受けます。 ⑤がんばったシールをもらいます(誤飲の可能性もあり1歳以上だけですが。。。) ⑥待機します(火曜日午後・金曜日朝は2階に行きます。)待機は15-30分程 ⑦次回の予約を取ります。(火曜日午後・金曜日朝は2階でとります。)次回の予約は相談してとります。 初めての方は予防接種の冊子を渡しています。(予防接種の勉強をしてほしいのと、最新の状況を知ってほしいためです) その後会計、また接種券をお渡しして帰宅します。
待機の時間は義務ではないですがアナフィラキシーなど重大な副反応が接種を受けた直後におきるともいわれており推奨しています。ワクチンのことはスタッフでも勉強会いています。何かあれば何でも聞いてください。
3:37 PM | ワクチン | コメント
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昨日さいたま新都心で彩の国 予防接種推進協議会の勉強会に行ってきました。子守りもあって少し遅れたのですが。。。最初の麻疹・風疹・水痘の話は聞けませんでした。子宮頸癌ワクチンとB型肝炎ワクチンの話を聞いてきました。僕が研修医の時は今から十数年前。。この時は研修でも外来でよく麻疹の子を診察しました。重い脳炎、肺炎になることも珍しくなく非常に怖い病気と思いました。その時のワクチン接種率が60%くらい(?)と思ってます。現在は外来でも見かけることがなくなりました。麻疹風疹もニュースでたまに報道されます。とくに3期4期は今年の3月までなので該当する方は忘れないで接種してください。子宮頸癌やB型肝炎のワクチンは箇条書きで書いていきます。ためになる会でした。
子宮頸癌ワクチン
HPV感染は知らないうちに90%の方でおきる。
自然感染では抗体のつき方が不十分とされる。
性行為、皮膚の接触で感染する。誰でも感染しうる。
子宮頸がんは若年者でも発症しうる(20代でも)
日本での検診受診率は低い。(30-40%とも)
子宮頸癌のなかで腺癌の割合が増えている。(頸がんのなかの22.8%)
腺癌は早期発見しづらく、ワクチン接種の予防が重要と思われている。
ワクチン接種率は60%くらい(これでも世界的には高いらしい。。)
市町村で2%の接種率のところもあれば100%のところもある。
B型肝炎ワクチン
○欧米と比べアジアはキャリアの割合が高く日本は囲まれている。
○母子感染予防だけでは広がりを抑えることは難しいかもしれない。
○実験では血清を1億倍に希釈したものをマウスに注射して発症した例もある。
○体液(よだれ、涙)でも感染しうる。性感染症でもある。
○家族内での水平感染の症例もある (祖父母から孫へ)
○保育所の水平感染の例もある
○遺伝子型がいくつかあり以前日本には慢性化しにくいタイプが多かったが現在は欧米で流行しているウイルスが持ち込まれており、この場合は大人でも慢性化しやすい
○治療をして血清HBs抗原が消失した場合、B型肝炎は治癒したとみなされる。しかしながら肝臓内では、感染性のあるウイルスが微量ではあるが産生され続けることがわかってきた。免疫が障害される状況下では、ウイルスの増殖に引き続いて強い肝炎を起こす場合がある。 (移植後など)
両者とも癌を予防するワクチンであり、ウィルスも身近なものなのかもしれません。ワクチンのことなどここのコメントに書いてもいいですし気軽に聞いてくださいね、
2013年1月28日 5:14 PM | ワクチン - 院長 | コメント
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現在東松山ケーブルテレビ「スマイル子育てナビ」に数分だけ出てますが。。。自分でも放送をみたのですが話をするときはあごをひいて背筋を伸ばすべきですね。(小学生から注意されていますが。。)胃腸炎大流行の12月に胃腸炎感染予防のお話ししたのですが放送した1月は胃腸炎はおさまりインフルエンザ流行。。。難しいですね。
また2月もケーブルテレビに出ることが決まりました。インフルエンザのことを話します。あごをひいてしっかり話したいです。
http://ictv.easymyweb.jp/member/hctv/default.asp?cpage=3
4月からは滑川でも乳児健診に参加します。これで来年度は東松山、小川、ときがわ、滑川にて健診をします。よろしくお願いします。地域医療に貢献できるよう頑張ります。
2013年1月22日 11:06 AM | 小児科 - 院長 | コメント
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昨日市の担当の方と行田の南川げんきクリニックの病児保育所げんきキッズの見学に行きました。行田は「のぼうの城」で盛り上がってました。忍城や古墳群など見どころがあるようですが今日は病児保育の見学です。また休日に行きたいと思いました。
南川元気クリニックはほかの先生の代診で何回か行ったことがあります。デイケアも併設してまさに地域に根付いている病院です。病児保育も10年以上前から始めており先駆者としてやられているところです。8人お預かりできる施設であり「ことわらない」ことを信条としており、とても病児保育のことを勉強して支えており頼もしい看護師さんがいらっしゃいました。
だんだんイメージがわいてきました。いろいろな準備、シュミレーションをして安全第一に考え、まずマニュアル作りを進めていきます。7月に開けるよう準備を頑張りたいと思います。
http://www.genki-clinic.com/genkikids/
2013年1月18日 11:16 AM | ピッピの日記 - 小児科 - 院長 | コメント
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アメリカではインフルエンザが大流行しています。
ニューヨーク州で今シーズンこれまでに確認された患者数は、2011~12年のインフルエンザシーズンの合計4404人を大幅に上回る1万9128人に達している。インフルエンザは全米規模で流行しており、流行は今後も数週間は続くとみられている。米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)によると、今シーズンはこれまでに全米で20人の子どもがインフルエンザで死亡している。全米で報告されたインフルエンザ患者は2万8747人に上っているが、病気になっても検査を受けない人も多いことため実際の感染者数ははるかに多い可能性が高い。
http://www.google.org/flutrends/intl/ja/us/#US
当院でも先週からインフルエンザが増えてきました。下の埼玉衛生研究所(1月7日~1月13日)のデータでも増加しています。今週の外来でも増えてきている印象もあり要注意です。発熱して数時間後に検査すると検査で陽性に出やすい印象があります。またお薬があってもぐったりしていたりせきが止まらない場合も再受診の適応があります。注意してください。
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/surveillance/srv-flu.html
2013年1月17日 7:26 PM | 内科 - 小児科 | コメント
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Hibワクチンの4回目について改正がありました
以前にもブログで書いたのですが初回接種よりある程度間隔が長くなると抗体がしっかりつかないことがある(個人差も大きいと思いますが)ので小児科学会では1歳でHibワクチンを打ことを推奨してきましたhttp://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_110427.pdf
それをうけて厚生省より改正があり、「3回目接種後おおむね1年」が「3回目接種後7~13か月の間」に改正されました。
http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_110427_1.pdf
今後はこのうちかたを勧めていきます。
2013年1月10日 3:59 PM | ワクチン | コメント
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外来は少し落ち着いてます。胃腸炎はひと段落でしょうか?外来ではインフルエンザAとRSがちらほら。。1歳以下の子でも検査をするとインフルエンザが出ることもあり(家族発症してないにもかかわらず、また保育園に行っていなくても)例年と違う印象があります。これから学校もはじまり患者さんが増えてくるのでしょうか?うがい手洗い加湿マスクなど予防をしっかり行いましょう。
1.インフルエンザウイルスを鼻腔を綿棒でぬぐって、(もしくは鼻をかんだ後の鼻汁で)チェックします。発熱後初期(8時間以内)では、感染の有無に関わらず 陰性判定になること(偽陰性)があります。その場合、翌日再検査をお勧めいたします。 2.抗ウイルス薬による治療は発症後48時間以内でないと効果が期待できません。
ご存知かもしれませんが以上の2点が重要です。
全身状態を良く保つことも大事です。お薬を飲んでいても咳がとまらなかったり水分がとれなかったり下場合も受診が必要です。
2013年1月8日 10:44 AM | 小児科 | コメント
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。お正月には年賀状が届きます。年賀状が患者さんからくるとうれしいものです。(催促をしているわけではありません(笑))
私(院長)は医者になって約10年間はICUのような集中治療室にいました。小児心臓、新生児未熟児にいたときは、時にはうれしく、時には辛い経験も多々ありました。患者さんから年賀状が来るとその時のことを思い出します。そしてその子たちがどのように大きくなっているのかはとても気になります。今でも大学の外来は月一回続けています。たまに電子カルテをみて自分が受け持った子をさがしています。そうしたことから年賀状がきて元気でやっているのがうれしいのです。今年も何枚か年賀状が届きました。ありがとうございます。返事を今書いております。開業してからもNICUにいた気持ちを忘れないようにしています。そしてその時にいたこと、経験を大事にして、さらなる勉強もして患者さんに向き合っていきたいと思っています
2013年1月5日 2:09 PM | ご挨拶 - 小児科 - 院長 | コメント
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