RSウィルス&マイコプラズマ

今週になり外来の患者さんの数が急に増加しました。例年はカモガヤなど花粉症が流行するときですが、それに加えRSウィルスやマイコプラズマ感染症、その他なつかぜや水痘が良く見られます。
RSウイルスやマイコプラズマは、軽症では感冒様症状、重症では細気管支炎や肺炎を発症します。RSウィルスは2歳までにほとんどのお子さんは初感染し、その後何度も発症しますが、症状は軽くなっていきます。乳児では重症化しやすく注意が必要です。喘鳴(ぜいぜいすること)が特徴です。 マイコプラズマは幼稚園~小学生中学生で症状が出ることが多く特定の抗生剤以外は効果がないのが特徴です。咳が長くなる、発熱が続くなど症状に注意してください。
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/surveillance/srv-week1437.html

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デング熱 メモ

デング熱についてのメモです。最近代々木公園に行った方は気をつけましょう。
今のところそんなに恐れる必要はなさそうですね。。

一過性の熱性疾患であり、症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、はしかの症状に似た特徴的な皮膚発疹など。
主な媒介生物はヤブカ属の中でも特にネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊によって媒介される。通常、人間同士の直接感染は起こらない。
デングウイルスに感染しても8割は無症状。しかし、5%の感染者では重症にまで発展し、生命を脅かすこともある。潜伏期間は3日から14日である。

病期は発熱、重症、回復の3段階がある。発熱期には、40℃以上の高熱が出ることがよくあり、全身の痛みや頭痛を伴う。症状が2日から7日続く。1日目または2日目に紅斑が現れるか、さらに4日から7日疾患段階が経過した後に、はしかに似た発疹が現れる。熱が2相性となることもある。またこの時点で、点状出血が現れる場合もある。重症型は解熱する時期に発症する。患者は突然不安や興奮状態となり発汗や四肢の冷感がみられ、さらに進行すると出血傾向やショック状態となる。

デング熱を疑う患者の診断基準
Aの2つの所見に加えて、Bの2つ以上の所見を認める場合にデング熱を疑う。ただし
Cの所見を認める場合は除外する。
(A)必須所見
1.突然の発熱(38°C以上) 2.急激な血小板減少(10万/μl以下)
(B)随伴所見
1.発疹、2.悪心・嘔吐、3.骨関節痛・筋肉痛、4.頭痛(目の奥の痛み)、5.白血球減少、6.点状出血(あるいはターニケットテスト陽性)
(C)除外所見
CRPが10mg/dl以上の患者”

http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/dengue_clinical_manual.pdf

インフルエンザワクチン(9/8より予約開始)

この暑い時期にもうこの告知をしなければならないとは。。(このフレーズは3回目なんでもう慣れました?) 9/8より予約受付開始,  10/6より接種開始  となる予定です。 (値段は昨年と同じ大人4500円 子供(15才以下)3500円の予定です) 6カ月以上3歳未満 0.25mlx2回(2~4週あけて) 3歳以上13歳未満 0.5mlx2回(2~4週あけて) 13歳以上 0.5ml 1回 もしくは2回(1~4週あけて) だいたい3,4週あけてうつのを推奨します。 6カ月から1歳の子,妊婦さんにも接種いたします。同時接種も可能です。 抗体は数カ月効果がありますので早めの接種をお勧めいたします。

また10月第2週から12月の第2週まで月・金の15時から16時と土曜日の13時から14時をインフルエンザ予防接種専用時間とさせていただきます 

8月 折り紙の会

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8月23日折り紙の会を行いました。今回は各コーナーを設け5種類の動物を製作しました。お子さん達も自ら各コーナーをまわり、「あと2個で全部完成ー!!」等と意欲的に取り組んでいました。完成した作品を箱庭に並べました。どの動物も仲良く暮らしているような楽しい作品となりました。

認定病児保育スペシャリスト

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7月13日 原保育士が認定病児保育スペシャリストの試験を受け見事合格しました!!何ヶ月も前からテキストの内容を丁寧にノートにまとめ、準備をしてきた結果だと思います。スタッフが資格を取得することで病児保育の質を高め、より安心してお子様を預けて頂けるようになればと思います。

9月の予定

まだまだ熱帯のような暑さが続きますが秋の気配を感じるようになりましたね。空や虫の声など。。もう一息です。

9月の予定です

心肺蘇生の勉強会は9/11と9/18の12時より行います。だいたい参加人数2,3人でアットホームにやってます。小さい子を持つ方大歓迎です。気軽に参加してください。希望の方は連絡してください。

休診は8/27午後より8/29までになります。病児保育もお休みになります。よろしくお願いします。なお8/31は比企地区の在宅当番医です。

9/12と9/24に埼玉医大付属病院の地域連携の小児夜間救急に参加します。9/10に総合医療センターのNICUで当直します。9/3 と9/8 は比企地区こども夜間救急センターの当番です。

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AR(エーアール)ミルク

胃食道逆流(GER)は乳児に見られます。胃に入ったミルクが食道に逆流するという文字通りの現象です。逆流があれば1日に何回か吐いてしまうことになります。長く経過をみて7、8カ月ごろには改善していきますが、ヘルニアなどの他の病気の可能性もあります。

超未熟児の1000g以下の子たちもどんどん大きくなります。しかしこの胃食道逆流があるとなかなか体重が増えづらくなることがあり、場合によっては呼吸に影響を与えることがあります。(ひどいときは十二指腸にまでチューブを入れることもあります)この場合はミルクにとろみをつけ、場合により漢方薬を使うのですが、いちいちとろみをつけるのも大変だし量の調整も難しいです。また胃食道逆流は小さい子だけでなく乳児健診の現場でも遭遇することがあります。吐いてしまい体重がなかなか増えない児です。そのような場合は飲んだ後げっぷをさせること、また右を下になるような臥位や角度のついた枕で状態を挙上させるように指示します。

このたび森永からAR(エーアール)ミルクが販売されました。これは増粘物質を加えてトロミをつけたミルクのことで胃食道逆流に対し有効である可能性があります。サンプルがありますのでご希望の方はおっしゃってください。(数に限りがあり場合によってはおとりよせになります)ただし保険では処方できず、また通常のミルクより高価なので適応は気をつけなければなりません。

http://www.hagukumi.ne.jp/products/specialmilk/armilk.shtml

グリーンカーテン

2年前からグリーンカーテンを夏の間やっています。グリーンカーテンも今年は終盤か。。なかなか実をつけるのが難しいですね。ゴーヤが数個とひょうたんが大きいのが一つでした。。猛暑も影響があるかもしれないですね。

後一か月くらいです。もう少し楽しもうと思います。

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10月から水痘ワクチンが予防接種になります

前にも書きましたが10月1日より水痘ワクチンが定期接種となります。定期接種としてうけられる方は以下の方です。(それ以外は任意となり、料金が発生します)

1.1歳から3歳の誕生日の前日までの方は2回接種ができます(初回接種:生後12月から生後15月に至るまでの期間  追加接種:初回接種終了後3カ月から12カ月の間隔をおく)(すでに1回受けている方は追加接種の分は対象になります)

2. 3歳から5歳の誕生日の前日までの方は1回接種ができます(すでに1回受けている方は対象になりません)この措置は平成26年度に限り(平成27年3月31日まで)ですので注意してください

(ただしもうすでに水痘にかかったことのある方は、対象にはなりません。)

予約は9月くらいから始めます。インフルエンザワクチンの予約も同時期に始まるため若干の混乱が予想されます。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/varicella/

ベビーマッサージ

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8月2日(土)ベビーマッサージ講座を開催しました。ベビーマッサージの後はおしゃべりを楽しみながらのティータイム。男の子の赤ちゃんはすやすや気持ちよさそうに眠ってしまい、女の子の赤ちゃんはパパとママのおやつを羨ましそうに見ていましたよ★ベビーマッサージでお子さんとのふれあいを楽しんでいただくことはもちろんですが、毎日子育てを頑張るパパとママが少しリフレッシュできるような時間になればと思っています。尚、8月・9月は第1土曜日のみ開催とさせていただきます。12月はお休みとさせていただきます。皆さんのご参加をお待ちしています!