毎年この時期に書いています。。。日ざしの強い日に、子どもが屋外にある身近なものでやけどをする事故が起きています。
屋外には、見た目以上に直射日光で高温になっているものが多くあります。気温36度の暑さの中、鉄棒は56度、ベンチは62度、ブランコの周りの地面は72度、砂場は75度に達していました。道路では、マンホールのふたは64度、道路脇に止めてあった自転車のサドルやバイクのシートも64度ありました。
人の皮膚は、触ったものによっては、60度で5秒、70度だと僅か1秒で、やけどをするというデータもあります。
「子どもは何が熱いか分からないうえ、動作がまだ不安定で、転んでもすぐに起き上がれないため、注意する必要がある」
強い日ざしが原因となるこうしたやけど、日常生活だけでなく、夏の行楽シーズンは外出先でも、子どもの視点で気をつけてほしいと思います。
(NHK NEWSより引用しました)
https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/200/164754.html
2016年8月9日 5:18 PM | 小児科 | コメント
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ここ数日かなり暑くしばらく続くようです。熱中症について気を付ける必要があります。水分がとれるかどうか、脱水の症状、意識状態、発熱の持続など注意してください。ひなたと日陰、風のあるなしなど体感温度がかなり違います。不必要な外出を避けて余裕のある行動をとってください。
熱中症とは 暑い環境で様々な症状がおこります。(軽症として日射病・最重症例として熱射病と呼ぶこともあります。症状によって熱疲労・熱虚脱・熱けいれん・熱湿疹など分けられます)最重症例の熱射病の概念は、1. 40度以上の発熱 2.意識障害 3.発汗の停止・乾燥した皮膚 これらが見られた場合大変危険です。
I度 めまい・失神 「たちくらみ」とういう状態で、以前、熱失神と呼ばれていました。筋肉痛・筋肉の硬直(筋肉の「こむら返り」 熱けいれんと呼ばれていました)体温は正常のことが多いです
Ⅱ度 頭痛・吐き気・嘔吐・下痢・倦怠感・虚脱感・失神・気分の不快・判断力や集中力の低下、いくつかの症状が重なり合って起こります。発熱することがあります。(体がぐったりする、力が入らないなどがあり、従来から“熱疲労”と言われていた状態です。)
Ⅲ度 意識障害・けいれん・手足の運動障害・おかしな言動や行動・過呼吸・ショック症状などが、Ⅱ度の症状に重なり合って起こります。深部体温39℃以上または腋窩体温38℃以上みられ、脳機能・肝腎機能・血液凝固の異常徴候がある状態です。
脱水の見方など日本病児保育協会の記事の監修も行いました。そちらも併せてご覧ください。みなさんくれぐれも気を付けてくださいね。
http://sickchild-care.jp/point/10769/
5:12 PM | 内科 - 小児科 - 院長 | コメント
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以前書いたことと内容はかぶりますが。。7/27に勉強会に参加しました。いままで定期接種化について尽力してきた乾あやの先生の講演です。自分が研修医の時、乾先生は防衛医大の先生でした。肝臓についての疾患をご相談したこともありました。「なぜ、すべての子供にB型肝炎ワクチンが必要なのか」というタイトルでした。
1.ユニバーサルワクチン WHOに加盟している193カ 国の中の183カ国、約95%の国と地域では出生児全員HBワクチンを接種しています。台湾はキャリア率が30%だったのが10%に下がりました。日本におけるキャリアの割合は2から4%と言われています。高い値ではないですが国際化が進み、また以下2から5の理由により定期接種化が必要であるといわれていました。10月から定期接種となります。
2.3歳以下にうつりますと、90% がキャリア化します。B型肝炎ウィルスにかかっても症状が出ず、知らないうちにかかっていることもあります。
3.癌を予防するワクチン。B型肝炎は肝硬変、癌に移行することがあるため
4.感染者の血液、唾液、汗、体液(精液)に触れて感染 唾液や汗は血液と同じくらい感染力があります。握手とか、ちょっと涙をさわったら感染するというのではなく、おそらく見えない小さな傷(アトピー性皮膚炎、水痘の治りかけ、やけどの跡など)から感染するのではないかと言われています。
5、祖父母や父親からの感染も報告されており保育園の集団発生の報告もあります。
6.ウィルスには8種類の遺伝子型があります。日本では遺伝子型Cが大部分を占め、欧米では遺伝子型Aが多く、遺伝子型Aの水平感染では約10%にキャリア化がみられます。遺伝型Aは本来日本にはほとんど無かった型ですが最近わが国でも遺伝子型Aによる急性肝炎が急増しています。
7.ワクチンであるビームゲンは遺伝子型C ヘプタバックスは遺伝子型Aから作られますが異なる遺伝子型でも予防効果はあるとされています。
2016年7月29日 11:52 AM | ワクチン | コメント
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毎月第4土曜日に開催している
病児保育室ピッピの開放とベビーマッサージですが
8月は第3土曜日(8/20)に行います。
☆病児保育室ピッピ開放→9:00~11:30(予約不要)
☆ベビーマッサージ→13:30~14:30(要予約)
皆さんのお越しを心よりお待ちしています♪
尚、8/12(金)は病児保育室がお休みとなります。
(クリニックは15:00~18:00で小児科のみ診察を行います)
2016年7月27日 6:17 PM | ピッピの日記 | コメント
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ジメジメと暑い日が続いていますね。
クリニックでは夏カゼでお熱の高い方が多く来院されています。
さて明日7月23日(土)9:00~11:30まで病児保育室ピッピの開放を行っています。
病児保育室があると知っていても利用するのは少し心配な方…
利用した事がある方も時間があるから遊びに行ってみよう♪という方も大歓迎です。
お友だちを誘って来て頂いても構いません☆ 予約は不要です。
お問い合わせは診察時間内(当日の場合 8:30~)にお電話にてお願い致します。
尚、通常の保育は行っておりません。
2016年7月22日 5:28 PM | ピッピの日記 | コメント
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木曜日は校医をやっている小学校で学校保健委員会が行われました。今まで食物アレルギー、コモンセンスペアレンティングとやってきて今回のテーマは肥満。メタボリックシンドロームとは健康被害が起きる一歩手前の状態で内臓肥満の蓄積で起こります。子供は皮下脂肪が多いので関係がないといわれていましたが最近は小児にも見られていること、また幼児期からの肥満は成人になっても移行することも多く早くから注意をする必要があることなどお話ししました。take-home messageは「体重は横ばいでいい」「できたらほめる」「プレッシャー与えない」「あきらめない」「できることを少しづつ」その他、運動はポケモンGOで解消されるかな、夏休みは家の手伝いをしよう、極端な減食療法を避けること、毎日体重を測ることなどなどいろいろお話いたしました。
コモンセンスペアレンティングのお話も交えました。わかりやすいコミュニケーションを増やすこと。子どもの良い行動を増やし、子どもの悪い行動を減らすこと。効果的な誉め方をすること。以上のことでバッドサイクルから抜け出しグッドサイクルを生み出せるようになるといいですね。クリニックでもぜひ勉強会を開きたいです。
9:50 AM | 小児科 | コメント
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近所の中学校2年生がスリーデイチャレンジで来てくれました。今日が最終日です。医院の入り口で声掛けをしたり、外来や乳児検診の見学や看護師さんが考えてくれた車いす体験、血圧測定など実習を頑張ってくれました。お疲れ様でした。クリニックの仕事に興味をもってもらえたかな。一番楽しそうだったのは病児保育室で子どもと遊んでいる時でしたね。
2016年7月9日 2:20 PM | ナース - 事務 - 副院長 - 院長 | コメント
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毎月第4土曜日、親子で当院2階病児保育室ピッピで遊べます☆
次回は7月23日(土)9:00~11:30に行います。
予約は不要ですので気軽に遊びに来てくださいね♪
2016年6月29日 9:08 AM | ピッピの日記 | コメント
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ニュースなど日本脳炎が話題となっています。デング熱騒動などがあったように、蚊を媒介する病気は非常に流行を食い止めるのが厄介です。日本脳炎もそのひとつです。ブタの抗体の保有率が高い地域(下のリンクを参照してください)ということは日本脳炎ウイルスが蔓延あるいは活動していると推測される地域ということであり温暖化が進めば日本でも注意が必要かもしれないですね。北海道でも定期接種となりました。埼玉は心配なさそうですが養豚所の近くなど豚が多いところは要注意かもしれませんね。東松山では6か月からの注射でも公費で注射ができます。
日本脳炎は蚊がウイルスを媒介する感染症で、突然の高熱や頭痛、まひなどの症状が出て最悪の場合死亡することもあり、特に幼い子どもでは後遺症が残るおそれが大きいとされます。国立感染症研究所によりますと、3歳未満で日本脳炎と診断された子どもが過去7年間で3人いて、このうち千葉県では去年、生後11か月の赤ちゃんが発症しました。そのためウイルスを媒介する蚊の活動シーズンを前に、以下の条件にあてはまる子供たちは生後6か月から日本脳炎ワクチンを受けるよう…に日本小児科学会では推奨されています
○日本脳炎流行地域に渡航・滞在する小児
○最近日本脳炎患者が発生した地域
○ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域に居住する小児
2016年6月24日 10:46 AM | ワクチン | コメント
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今年もささやかですがグリーンカーテンに挑戦します。ふうせんかずら、いのちのアサガオの種も植えました。
いのちのアサガオは,平成5年に白血病のため7才で亡くなった子が,約3ヶ月間だけ通った小学校で大事に育てていたアサガオです。おかあさんが,そのアサガオを育て続け,「アサガオが親善大使となって,命の尊さ,白血病に苦しむ人がいることを知って欲しい」ことを願って,多くの小中学校などにくばられています。今では全国各地で花を咲かせています。今年も咲くといいですね。
また今年は番外編として”あるもの”を植えています。見てのお楽しみです。
2016年6月6日 11:11 AM | 院長 | コメント
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